7.2. すべてのデプロイメントに対してサブデプロイメントモジュール隔離を無効化

このタスクでは、サーバー管理者がアプリケーションサーバーでサブデプロイメントモジュール隔離を無効化する方法について示します。これにより、すべてのデプロイメントが影響を受けます。

警告

このタスクでは、サーバーの XML 設定ファイルを編集する必要があります。この作業を行う前に、サーバーを停止する必要があります。最終リリースの監理ツールではこのタイプの設定がサポートされるため、これは一時的な措置です。
  1. サーバーを停止する

    JBoss Enterprise Application Platform サーバーを停止します。
  2. サーバー設定ファイルを開く

    サーバー設定ファイルをテキストエディターで開きます。
    このファイルは、管理ドメインまたはスタンドアロンサーバーによって異なります。また、デフォルト以外の場所とファイル名が使用されることがあります。デフォルトの設定ファイルは、 domain/configuration/domain.xml (管理ドメインの場合) と standalone/configuration/standalone.xml (スタンドアロンサーバー) です。
  3. EE サブシステム設定を特定する

    設定ファイルの EE サブシステム設定要素を特定します。設定ファイルの <profile> 要素には、複数のサブシステム要素が含まれます。EE サブシステム要素には urn:jboss:domain:ee:1.0 のネームスペースがあります。
    <profile>
    
       ...
    
       <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ee:1.0" />
    
       ...
    デフォルト設定は単一の自己終了タグを持ちますが、カスタム設定は、以下のような個別の開始タグと終了タグ (タグ間に別の要素が含まれることがあります) を持つことがあります。
    <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ee:1.0" ></subsystem>
  4. 自己終了タグを置き換える (必要な場合)

    EE サブシステム要素が単一の自己終了タグである場合は、以下のように適切な開始タグと終了タグで置き換えます。
    <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ee:1.0" ></subsystem>
  5. ear-subdeployments-isolated 要素を追加する

    以下のように、ear-subdeployments-isolated 要素を EE サブシステム要素の子として追加し、false の内容を追加します。
    <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ee:1.0" ><ear-subdeployments-isolated>false</ear-subdeployments-isolated></subsystem>
  6. サーバーを起動する

    JBoss Enterprise Application Platform サーバーを再起動し、新しい設定で実行します。
結果:

サーバーが、すべてのデプロイメントに対して無効化されたサブデプロイメントモジュール隔離で実行されます。