16.3.2. スレッドプールの作成

管理コンソールまたは CLI を使用して EJB スレッドプールを作成することが可能です。

手順16.9 管理コンソールを使用した EJB スレッドプールの作成

  1. 管理コンソールへログインします。「管理コンソールへログイン」 を参照してください。
  2. 右上の Profile をクリックし、左側の Profile パネルの Container 項目を展開して、EJB 3 を選択します。次に、メインパネルから Thread Pools タブを選択します。
    EJB3 スレッドプールパネル

    図16.6 EJB3 スレッドプールパネル

  3. Add ボタンをクリックすると、Add EJB3 Thread Pools ダイアログが表示されます。
  4. 必要な詳細、NameMax. ThreadsKeep-Alive Timeout の値を指定します。
  5. Save ボタンをクリックして新しいスレッドプールを追加するか、 Cancel リンクをクリックして取り消しします。
    • Save ボタンをクリックすると、ダイアログが閉じられ、新しいスレッドプールが一覧に表示されます。
    • Cancel をクリックするとダイアログが閉じられ、新しいスレッドプールは作成されません。

手順16.10 CLI を使用したスレッドプールの作成

  1. CLI ツールを起動し、サーバーに接続します。「管理 CLI を使用した管理対象サーバーインスタンスへの接続」を参照してください。
  2. 次の構文で add 操作を使用します。
    /subsystem=ejb3/thread-pool=THREADPOOLNAME:add(max-threads=MAXSIZE, keepalive-time={"time"=>"TIME", "unit"=>UNIT"})
    • THREADPOOLNAME をスレッドプールの必要な名前に置き換えます。
    • MAXSIZE を スレッドプールの最大サイズに置き換えます。
    • UNIT を必要な keep-alive 時間に使用される時間単位に置き換えます。使用可能な値は NANOSECONDSMICROSECONDSMILLISECONDSSECONDSMINUTES, HOURSDAYS です。
    • TIME を必要な keep-alive 時間の整数値に置き換えます。この値は UNIT の数になります。
  3. read-resource 操作を使用して Bean プールの作成を確認します。
    /subsystem=ejb3/strict-max-bean-instance-pool=THREADPOOLNAME:read-resource

例16.7 CLI を使用したスレッドプールの作成

[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=ejb3/thread-pool=testmepool:add(max-threads=50, keepalive-time={"time"=>"150", "unit"=>"SECONDS"})
{"outcome" => "success"}
[standalone@localhost:9999 /]

例16.8 XML 設定の例

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ejb3:1.2">

   <thread-pools>
      <thread-pool name="default" max-threads="20" keepalive-time="150"/>
   </thread-pools>

</subsystem>