18.3.6. JON での終了と再起動について
クラウド環境の利点の 1 つは、簡単にマシンインスタンスを終了および起動できることです。また、最初のインスタンスと同一のインスタンスを起動することもできます。これにより、新しいインスタンスが以前に実行したエージェントと同じエージェントの名前を使用して JON サーバーで登録しようとする場合は、問題が発生することがあります。この問題が発生した場合、JON サーバーでは、エージェントが、不明な、または一致しない ID トークンで再接続することが許可されません。
これを回避するには、同じ名前のエージェントを接続する前に、終了したエージェントが JON インベントリから削除されていることを確認するか、新しいエージェントの起動時に適切な ID トークンを指定します。
発生する可能性がある別の問題は、エージェントマシンに、JON 設定で記録されたアドレスに一致しなくなった新しい VPN IP アドレスが割り当てられることです。例には、再起動されたり、VPN 接続が終了されたりするマシンが含まれますこの場合は、 JON エージェントのライフサイクルを VPN 接続のライフサイクルにバインドすることをお勧めします。接続が破棄された場合は、エージェントを停止できます。接続が復元された場合は、新しい IP アドレスを反映するよう
/etc/sysconfig/jon-agent-ec2
の JON_AGENT_ADDR
を更新し、エージェントを再起動します。
エージェントの IP アドレスを変更する方法については、『JON Servers and Agents Guide(JON サーバーおよびエージェントガイド)』(https://access.redhat.com/knowledge/docs/JBoss_Operations_Network/) を参照してください。
大量のインスタンスが起動または終了される場合、それらのインスタンスを JON インベントリから手動で追加および削除することは実質的に不可能になることがあります。JON のスクリプト機能を使用すると、これらの手順を自動化できます。詳細については、JON ドキュメンテーションを参照してください。