13.2.11. Enterprise Application Platformが外部 HTTPD から要求を受け入れるように設定
概要
Enterprise Application Platform は、要求を受け入れるプロキシを認識する必要がなく、検索するポートとプロトコルのみを認識する必要があります。これは、 mod_cluster
の場合は該当しません。この場合は、Enterprise Application Platform の設定に密接に関係します。ただし、 mod_jk
、 mod_proxy
、 ISAPI
、および NSAPI
には以下のタスクが有効です。設定する必要があるプロトコルとポートを例のプロトコルとポートに置き換えます。
Enterprise Application Platform で
mod_cluster
を使用するよう設定するには、「mod_cluster ワーカーノードの設定」を参照してください。
前提条件
- このタスクを実行するには、管理 CLI または管理コンソールにログインする必要があります。タスクの実際の手順では、管理 CLI を使用しますが、管理コンソールでは同じ基本的な手順が使用されます。
- 使用するプロトコル (HTTP、HTTPS、または AJP) のリストが必要です。
手順13.5 タスク
Web サブシステムで利用可能なコネクターをリストします。
外部 HTTPD が Enterprise Application Platform の Web サーバーに接続できるようにするには、Web サブシステムでコネクターが必要です。各プロトコルでは、ソケットグループに関連付けられた独自のコネクターが必要です。現在利用なコネクターをリストするには、以下のコマンドを発行します。[standalone@localhost:9999 /]
/subsystem=web:read-children-names(child-type=connector)
必要なコネクター (HTTP、HTTPS、AJP) を示す行がない場合は、コネクターを追加する必要があります。コネクターの設定を確認します。
コネクターの設定方法の詳細については、その設定を確認してください。以下のコマンドは AJP コネクターの設定を読み取ります。他のコネクターは同様の設定出力を持ちます。[standalone@localhost:9999 /]
/subsystem=web/connector=ajp:read-resource(recursive=true)
{ "outcome" => "success", "result" => { "enable-lookups" => false, "enabled" => true, "max-post-size" => 2097152, "max-save-post-size" => 4096, "protocol" => "AJP/1.3", "redirect-port" => 8443, "scheme" => "http", "secure" => false, "socket-binding" => "ajp", "ssl" => undefined, "virtual-server" => undefined } }必要なコネクターを Web サブシステムに追加します。
コネクターを Web サブシステムに追加するには、ソケットバインディングが必要です。ソケットバインディングは、サーバーまたはサーバーグループによって使用されるソケットバインディンググループに追加されます。以下の手順では、サーバーグループがserver-group-one
であり、ソケットバインディンググループがstandard-sockets
であることを前提とします。ソケットをソケットバインディンググループに追加します。
ソケットをソケットバインディンググループに追加するには、以下のコマンドを発行し、プロトコルとポートを必要なものに置き換えます。[standalone@localhost:9999 /]
/socket-binding-group=standard-sockets/socket-binding=ajp:add(port=8009)
ソケットバインディングを Web サブシステムに追加します。
以下のコマンドを発行してコネクターを Web サブシステムに追加し、ソケットバインディング名とプロトコルを必要なものに置き換えます。[standalone@localhost:9999 /]
/subsystem=web/connector=ajp:add(socket-binding=ajp, protocol="AJP/1.3", enabled=true)