2.6.6. サーバー実行時に渡すスイッチと引数のリファレンス

アプリケーションサーバーの起動スクリプトは実行時に追加の引数とスイッチを受け取ります。これらのパラメーターを使用すると、standalone.xmldomain.xml、および host.xml の設定ファイルで定義されたものとは別の設定でサーバーを起動できます。これには、ソケットバインディングの代替セットや二次設定でのサーバーの起動が含まれることがあります。利用可能なこれらのパラメーターのリストには、起動時にヘルプスイッチを渡すことによってアクセスできます。

例2.7

次の例は 「スタンドアローンサーバーとして JBoss Enterprise Application Platform 6 を起動」 で説明されたサーバーの起動に似ていますが、-h スイッチまたは --help スイッチが追加されています。ヘルプスイッチの結果については、以下の表で説明されています。
[localhost bin]$ standalone.sh -h

表2.6 実行時スイッチおよび引数の表

引数またはスイッチ 説明
-b=<value> システムプロパティー jboss.bind.address を該当する値に設定します。
-b <value> システムプロパティー jboss.bind.address を該当する値に設定します。
-b<interface>=<value> システムプロパティー jboss.bind.address.<interface> を該当する値に設定します。
-D<name>[=<value>] システムプロパティーを設定します。
-h ヘルプメッセージを表示し、終了します。
--help ヘルプメッセージを表示し、終了します。
-P=<url> 該当する URL からシステムプロパティーをロードします。
-P <url> 該当する URL からシステムプロパティーをロードします。
--properties=<url> 該当する URL からシステムプロパティーをロードします。
--server-config=<config> 使用するサーバー設定ファイルの名前。デフォルト値は standalone.xml です。
-V アプリケーションサーバーのバージョンを表示し、終了します。
-v アプリケーションサーバーのバージョンを表示し、終了します。
--version アプリケーションサーバーのバージョンを表示し、終了します。