1.2. JBoss Enterprise Application Platform 6 の新しい機能と変更された機能
- JBoss Enterprise Application Platform 6 は、Java Enterprise Edition 6 の Full Profile および Web Profile の仕様の認定された実装です。
- 管理対象ドメインは、複数のサーバーインスタンスおよび物理ホストを一元管理し、スタンドアローンサーバーは単一のサーバーインスタンスを可能にします。
- 設定、デプロイメント、ソケットバインディング、モジュール、拡張、およびシステムプロパティはすべて、サーバーグループ別に管理できます。
- 管理コンソールと CLI は、ドメインまたはスタンドアローン JBoss Enterprise Application Platform 6 インスタンスを管理する新しいインターフェースです。XML 設定ファイルを手作業で編集する必要がなくなりました。管理 CLI ではバッチモードも提供され、管理タスクを処理するスクリプトを作成し、自動化できます。
- セキュリティードメインなどのアプリケーションセキュリティーは、設定を簡素化できるよう一元管理されています。
- JBoss Enterprise Application Platform 6 のディレクトリーレイアウトは単純化されました。
modules/
ディレクトリーには、共通およびサーバー固有のlib/
ディレクトリーの代わりにアプリケーションサーバーモジュールが含まれるようになりました。domain/
およびstandalone/
ディレクトリーには、ドメインおよびスタンドアローンデプロイメント用のアーティファクトおよび設定ファイルが含まれます。 - 各種モジュールがオンデマンドでロードおよびアンロードされるように、クラスローディングメカニズムが完全にモジュール化されました。このため、パフォーマンスおよびセキュリティ面で利点があるだけでなく、非常に短時間で起動や再起動を行うことができます。
- データソース管理も単純化されました。データベースドライバーは、他のサービスと同様にデプロイできます。また、管理コンソールまたは管理 CLI で直接データソースを作成および管理できます。
- JBoss Enterprise Application Platform 6 の起動および終了が非常に速くなります。これは、特に開発者にとって利点があります。少ないリソースが使用されるため、システムリソースの使用が非常に効率的になります。