16.3.4. スレッドプールの編集
管理コンソールと CLI を使用すると、JBoss の管理者によるスレッドプールの編集が可能になります。
手順16.13 管理コンソールを使用したスレッドプールの編集
ログイン
管理コンソールへログインします。EJB3 スレッドプールタブへの移動
右上の Profile をクリックし、左側の Profile パネルの Container 項目を展開して、EJB 3 を選択します。次に、メインパネルから Thread Pools タブを選択します。図16.8 EJB3 スレッドプールタブ
編集するスレッドプールの選択
一覧より編集するスレッドプールを選択します。Edit ボタンのクリック
Details エリアのフィールドが編集可能になります。詳細の編集
変更したい詳細を編集します。Thread Factory
、Max Threads
、Keepalive Timeout
、Keepalive Timeout Unit
の値のみが編集可能です。保存またはキャンセル
変更を保存するには Save ボタンをクリックします。変更を破棄するには Cancel リンクをクリックします。
手順16.14 CLI を使用したスレッドプールの編集
- CLI ツールを起動し、サーバーに接続します。「管理 CLI を使用した管理対象サーバーインスタンスへの接続」を参照してください。
- スレッドプールの各属性を変更するために、次の構文で
write-attribute
操作を使用します。/subsystem=ejb3/thread-pool=THREADPOOLNAME:write-attribute(name="ATTRIBUTE", value="VALUE")
- THREADPOOLNAME をスレッドプールの名前に置き換えます。
- ATTRIBUTE を、編集する属性の名前に置き換えます。このように編集できる属性は、
keepalive-time
、max-threads
、およびthread-factory
です。 - VALUE を属性の必要な値に置き換えます。
read-resource
操作を使用して、スレッドプールへの変更を確認します。/subsystem=ejb3/thread-pool=THREADPOOLNAME:read-resource
重要
keepalive-time
属性の値を CLI で変更する場合、必要な値はオブジェクト表現です。構文は次のとおりです。
/subsystem=ejb3/thread-pool=THREADPOOLNAME:write-attribute(name="keepalive-time", value={"time" => "VALUE","unit" => "UNIT"}
例16.10 CLI を使用したスレッドプールの最大値の設定
[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=ejb3/thread-pool=HSThreads:write-attribute(name="max-threads", value="50") {"outcome" => "success"} [standalone@localhost:9999 /]
例16.11 CLI を使用したスレッドプールの keepalive-time
時間値の設定
[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=ejb3/thread-pool=HSThreads:write-attribute(name="keepalive-time", value={"time"=>"150"}) {"outcome" => "success"} [standalone@localhost:9999 /]