8.4.2. デプロイメントスキャナーを使用してスタンドアロンサーバーインスタンスにアプリケーションをデプロイ

概要

このタスクは、デプロイメントスキャナーを使用してスタンドアロンサーバーインスタンスにアプリケーションをデプロイする方法を示します。「アプリケーションデプロイメントについて」トピックで示されているように、この方法は開発者の利便性のために保持され、本番稼働環境でのアプリケーション管理には管理コンソールと管理 CLI の方法が推奨されます。

手順8.7 タスク

  1. デプロイメントフォルダーへのコンテンツのコピー

    アプリケーションファイルを、EAP_HOME/standalone/deployments/ にあるデプロイメントフォルダーにコピーします。
  2. デプロイメントスキャンモード

    アプリケーションデプロイメントは、デプロイメントスキャナーモードが自動か、手動かによって異なります。
    • 自動デプロイメント

      デプロイメントスキャナーは、フォルダーのステータスの変更を検出し、「デプロイメントスキャナーマーカーファイルのリファレンス」トピックで定義されたようにマーカーファイルを作成します。
    • 手動デプロイメント

      デプロイメントスキャナーでは、デプロイメントプロセスをトリガーするマーカーファイルが必要です。以下の例では、Unix touch コマンドを使用して新しい .dodeploy ファイルを作成します。

      例8.1 touch コマンドを使用したデプロイ

      [user@host bin]$ touch $EAP_HOME/standalone/deployments/example.war.dodeploy
結果

アプリケーションファイルがアプリケーションサーバーにデプロイされます。マーカーファイルがデプロイメントフォルダーで作成され、デプロイメントの成功を示します。アプリケーションは、管理コンソールで、Enabled と示されます。

例8.2 デプロイメント後のデプロイメントフォルダーコンテンツ

example.war
example.war.deployed