16.5. メッセージ駆動型 Bean の設定
16.5.1. メッセージ駆動型 Bean のデフォルトリソースアダプターの設定
JBoss の管理者はメッセージ駆動型 Bean によって使用されるデフォルトのリソースアダプターを指定することができます。デフォルトのリソースアダプターは管理コンソールおよび CLI を使用して指定できます。JBoss Enterprise Application Platform 6 のデフォルトのリソースアダプターは
hornetq-ra
です。
手順16.17 管理コンソールを使用したメッセージ駆動型 Bean のデフォルトリソースアダプターの設定
- 管理コンソールへログインします。「管理コンソールへログイン」 を参照してください。
- 右上の Profile をクリックし、左側の Profile パネルの Container 項目を展開して、EJB 3 を選択します。次に、メインパネルから Container タブを選択します。
図16.10 管理コンソールの EJB3 コンテナー設定パネル (スタンドアロンサーバー)
- Edit ボタンをクリックします。Details 領域のフィールドが編集可能になります。
- Default Resource Adapter テキストボックスに使用するリソースアダプターの名前を入力します。
- Save ボタンをクリックして変更を維持するか、 Cancel リンクをクリックして変更を破棄します。
- Details エリアが編集不可能になり、正しいリソースアダプター名が表示されます。
手順16.18 CLI を使用したメッセージ駆動型 Bean のデフォルトリソースアダプターの設定
- CLI ツールを起動し、サーバーに接続します。「管理 CLI を使用した管理対象サーバーインスタンスへの接続」を参照してください。
- 次の構文で
write-attribute
操作を使用します。/subsystem=ejb3:write-attribute(name="default-resource-adapter-name", value="RESOURCE-ADAPTER")
RESOURCE-ADAPTER を使用されるリソースアダプターの名前に置き換えます。 read-resource
操作を使用して変更を確認します。/subsystem=ejb3:read-resource
例16.14 CLI を使用したメッセージ駆動型 Bean のデフォルトリソースアダプターの設定
[standalone@localhost:9999 subsystem=ejb3] /subsystem=ejb3:write-attribute(name="default-resource-adapter-name", value="EDIS-RA") {"outcome" => "success"} [standalone@localhost:9999 subsystem=ejb3]
例16.15 XML 設定の例
<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ejb3:1.2"> <mdb> <resource-adapter-ref resource-adapter-name="hornetq-ra"/> <bean-instance-pool-ref pool-name="mdb-strict-max-pool"/> </mdb> </subsystem>