17.3. リソースアダプターのデプロイ
リソースアダプターは、管理 CLI ツールまたは Web ベース管理コンソールを使用して JBoss Enterprise Application Platform 6 にデプロイできます。また、ファイルを手作業でコピーしてデプロイすることも可能です。プロセスは、他のデプロイ可能なアーティファクトと同じです。
手順17.1 管理 CLI を使用したリソースアダプターのデプロイ
- 使用しているオペレーティングシステムのコマンドプロンプトを開きます。
- 管理 CLI へ接続します。
- Linux の場合は、コマンドラインで以下を入力します。
$ EAP_HOME/bin/jboss-cli.sh --connect $ Connected to standalone controller at localhost:9999
- Windows の場合は、コマンドラインで以下を入力します。
C:\>EAP_HOME\bin\jboss-cli.bat --connect C:\> Connected to standalone controller at localhost:9999
- リソースアダプターをデプロイします。
- リソースアダプターをスタンドアロンサーバーへデプロイするには、次のコマンドラインを入力します。
$ deploy path/to/resource-adapter-name.rar
- リソースアダプターを管理対象ドメインのすべてのサーバーグループにデプロイするには、次のコマンドラインを入力します。
$ deploy path/to/resource-adapter-name.rar --all-server-groups
手順17.2 Web ベースの管理コンソールを使用したリソースアダプターのデプロイ
- JBoss Enterprise Application Platform 6 サーバーを起動します。
- 管理ユーザーを追加していない場合は、ここで追加します。詳細は、JBoss Enterprise Application Platform 6 インストールガイドの「JBoss Enterprise Application Platform 6 を初めて使用」の章を参照してください。
- Web ブラウザーを開き、管理コンソールへ移動します。デフォルトの場所は http://localhost:9990/console/ です。管理コンソールについての詳細は 「管理コンソールへログイン」 を参照してください。
- 右上にある Runtime リンクをクリックして Runtime ビューに切り替えた後、左のナビゲーションパネルにある Manage Deployments を選択して右上にある Add Content をクリックします。
図17.5 デプロイメントの管理 - コンテンツの追加
- リソースアダプターアーカイブを閲覧して選択した後、Next をクリックします。
図17.6 デプロイメントの選択
- デプロイ名を検証した後、Save をクリックします。
図17.7 デプロイメント名の検証
- この時点で、リソースアダプターアーカイブが無効の状態でリストに表示されるはずです。Enable リンクをクリックして有効にします。
図17.8 デプロイメントの有効化
- 「Are you sure?」 (本当にリストされた RAR を有効にしたいですか) という内容のダイアログが表示されます。Confirm をクリックするとリソースアダプターアーカイブの状態が
Enabled
と表示されます。図17.9 デプロイメント
手順17.3 手作業によるリソースアダプターのデプロイ
- リソースアダプターアーカイブをサーバーデプロイメントディレクトリへコピーします。
- スタンドアロンサーバーの場合、リソースアダプターアーカイブを
EAP_HOME/standalone/deployments/
ディレクトリへコピーします。 - 管理対象ドメインの場合、リソースアダプターアーカイブをドメインコントローラーの
EAP_HOME/domain/deployments/
ディレクトリへコピーします。