16.2.5. セッションおよびメッセージ駆動型 Bean に対する Bean プールの割り当て
JBoss 管理者は、セッション Bean およびメッセージ駆動型 Bean によって使用される個別の Bean プールを割り当てることができます。Bean プールは、管理コンソールまたは CLI ツールを使用して割り当てることができます。
デフォルトでは、ステートレスセッション Bean に対する
slsb-strict-max-pool
とメッセージ駆動型 Bean に対する mdb-strict-max-pool
の 2 つの Bean プールが提供されます。
Bean プールを作成または編集するには、「Bean プールの作成」と「Bean プールの編集」を参照してください。
手順16.7 管理コンソールを使用したセッションおよびメッセージ駆動型 Bean に対する Bean プールの割り当て
- 管理コンソールへログインします。「管理コンソールへログイン」 を参照してください。
- EJB3 コンテナー設定パネルへ移動します。
図16.5 管理コンソールの EJB3 コンテナー設定パネル (スタンドアロンサーバー)
- Edit ボタンをクリックします。Details 領域のフィールドが編集可能になります。
- 適切なコンボボックスから、Bean の各タイプに使用する Bean プールを選択します。
- Save ボタンをクリックして変更を維持するか、 Cancel リンクをクリックして変更を破棄します。
- Details 領域が編集可能になり、正しい Bean プール選択が表示されます。
手順16.8 CLI を使用したセッションおよびメッセージ駆動型 Bean に対する Bean プールの割り当て
- CLI ツールを起動し、サーバーに接続します。「管理 CLI を使用した管理対象サーバーインスタンスへの接続」を参照してください。
- 次の構文で
write-attribute
操作を使用します。/subsystem=ejb3:write-attribute(name="BEANTYPE", value="BEANPOOL")
- BEANTYPE は、メッセージ駆動型 Bean の
default-mdb-instance-pool
またはステートレスセッション Bean のdefault-slsb-instance-pool
に置き換えます。 - BEANPOOL を割り当てる Bean プールの名前に置き換えます。
read-resource
操作を使用して変更を確認します。/subsystem=ejb3:read-resource
例16.5 CLI を使用したセッション Bean に対する Bean プールの割り当て
[standalone@localhost:9999 /] /subsystem=ejb3:write-attribute(name="default-slsb-instance-pool", value="LV_SLSB_POOL") {"outcome" => "success"} [standalone@localhost:9999 /]
例16.6 XML 設定の例
<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:ejb3:1.2"> <session-bean> <stateless> <bean-instance-pool-ref pool-name="slsb-strict-max-pool"/> </stateless> <stateful default-access-timeout="5000" cache-ref="simple"/> <singleton default-access-timeout="5000"/> </session-bean> <mdb> <resource-adapter-ref resource-adapter-name="hornetq-ra"/> <bean-instance-pool-ref pool-name="mdb-strict-max-pool"/> </mdb> </subsystem>