6.3.3.4. NFS-Ganesha HA 設定の変更

既存の HA クラスターを変更し、エクスポートのデフォルト値を変更するには、/usr/libexec/ganesha/ にある ganesha-ha.sh スクリプトを使用します。
6.3.3.4.1. ノードのクラスターへの追加
ノードをクラスターに追加する前に、『Port Information for NFS-Ganesha』 で説明されているようにファイアウォールサービスが有効化され、『Pre-requisites to run NFS-Ganesha』 セクションで説明されている前提条件を満たしていることを確認してください。
注記
共有ストレージと /var/lib/glusterd/nfs/secret.pem SSH キーはすでに生成されているため、この手順を繰り返すことはできません。
ノードをクラスターに追加するには、既存の NFS-Ganesha クラスターのいずれかのノードで以下のコマンドを実行します。
# /usr/libexec/ganesha/ganesha-ha.sh --add <HA_CONF_DIR> <HOSTNAME> <NODE-VIP>
詳細は以下のようになります。
HA_CONF_DIR: ganesha-ha.conf ファイルを含むディレクトリーパス。デフォルトでは、/run/gluster/shared_storage/nfs-ganesha です。
HOSTNAME: 追加する新規ノードのホスト名
NODE-VIP: 追加する新規ノードの仮想 IP。
以下に例を示します。
# /usr/libexec/ganesha/ganesha-ha.sh --add /var/run/gluster/shared_storage/nfs-ganesha server16 10.00.00.01
注記
3.5 Batch Update 3 のリリースにより、共有ストレージのマウントポイントが /var/run/gluster/ から /run/gluster/ に変更されました。