10.6.3. 新規ボリュームの Geo レプリケーションの起動
プライマリークラスターに追加された新規ボリュームとセカンダリークラスターに追加された新規ボリュームとの間で geo レプリケーションセッションを作成して開始するには、以下の手順を実行する必要があります。
前提条件
- プライマリーボリュームノードとセカンダリーボリュームノード間でパスワードアクセスがなくても、キーベースの SSH 認証が必要です。
- 以下のコマンドを使用して geo レプリケーションセッションを作成します。
# gluster volume geo-replication MASTER_VOL SLAVE_HOST::SLAVE_VOL create
以下に例を示します。# gluster volume geo-replication Volume1 storage.backup.com::slave-vol create
注記このコマンドは、有効なセカンダリー URL の確認、有効なセカンダリーボリューム、およびセカンダリーで利用可能な領域の確認など、セカンダリーの検証を実行します。 - geo レプリケーションのメタボリュームを設定します。
# gluster volume geo-replication MASTER_VOL SLAVE_HOST::SLAVE_VOL config use_meta_volume true
以下に例を示します。# gluster volume geo-replication Volume1 storage.backup.com::slave-vol config use_meta_volume true
meta-volume の設定に関する詳細は、「メタボリュームの設定」 を参照してください。 - 以下のコマンドを使用して、セカンダリーとプライマリー間の geo レプリケーションセッションを開始します。
# gluster volume geo-replication MASTER_VOL SLAVE_HOST::SLAVE_VOL start
- 以下のコマンドを使用して、作成したセッションのステータスを確認します。
# gluster volume geo-replication MASTER_VOL SLAVE_HOST::SLAVE_VOL status