8.12. スナップショットのスケジューリング

スナップショットスケジューラーは、設定されたスケジュール間隔に基づいてスナップショットを自動的に作成します。スナップショットは、設定した時間の間隔に基づいて、時間、月の特定の日、特定の月、一週間の特定の日で作成できます。以下のセクションでは、スナップショットのスケジューリングを詳細に説明します。

8.12.1. 前提条件

  • クラスターのすべてのノードでスナップショットスケジューラーを初期化するには、以下のコマンドを実行します。
    snap_scheduler.py init
    
    このコマンドは、snap_scheduler を初期化し、ローカルノードで実行中の crond でインターフェースします。これは、ノードからスケジューリング関連のコマンドを実行する前の最初の手順です。
    注記
    このコマンドは、スケジューリングに参加しているすべてのノードで実行する必要があります。他のオプションは、初期化が正常に完了した任意のノードとは別に実行できます。
  • gluster_shared_storage という名前の共有ストレージは、スケジューリング操作を調整するためにノード間で使用されます。この共有ストレージは、すべてのノードの /var/run/gluster/shared_storage にマウントされます。詳細は、以下を参照してください。「共有ストレージボリュームの設定」
    注記
    3.5 Batch Update 3 のリリースにより、共有ストレージのマウントポイントが /var/run/gluster/ から /run/gluster/ に変更されました。
  • クラスター内のすべてのノードは、NTP またはその他のメカニズムを使用して同期する時間を持ちます。この機能は、この機能を機能させるためのハード要件です。
  • Red Hat Enterprise Linux 7.1 以降を使用している場合は、以下のコマンドを実行して cron_system_cronjob_use_shares ブール値を on に設定します。
    # setsebool -P cron_system_cronjob_use_shares on