6.2. ネイティブクライアント

ネイティブクライアントは、ユーザー空間で実行している FUSE ベースのクライアントです。高いレベルの同時実行性と書き込みパフォーマンスが必要な場合に、ネイティブクライアントを使用して Red Hat Gluster Storage ボリュームにアクセスすることが推奨されます。
本セクションでは、ネイティブクライアントを紹介し、以下を行う方法を説明します。
  • ネイティブクライアントパッケージのインストール
  • Red Hat Gluster Storage ボリュームのマウント (手動および自動)
  • Gluster Storage ボリュームが正常にマウントされていることを確認します。

表6.4 Red Hat Gluster Storage のサポートマトリックス

Red Hat Enterprise Linux のバージョン Red Hat Gluster Storage のバージョン ネイティブクライアントバージョン
6.5 3.0 3.0, 2.1*
6.6 3.0.2、3.0.3、3.0.4 3.0, 2.1*
6.73.1、3.1.1、3.1.23.1, 3.0, 2.1*
6.83.1.33.1.3
6.93.23.2, 3.1.3*
6.93.33.3, 3.2
6.93.3.13.3.1, 3.3, 3.2
6.103.43.5*、3.4、3.3.z
7.13.1、3.1.13.1.1, 3.1, 3.0
7.23.1.23.1.2, 3.1, 3.0
7.23.1.33.1.3
7.33.23.2, 3.1.3
7.43.23.2, 3.1.3
7.43.33.3, 3.2
7.43.3.13.3.1, 3.3, 3.2
7.53.3.1、3.43.3.z, 3.4.z
7.63.3.1、3.43.3.z, 3.4.z
7.73.5.13.4.z, 3.5.z
7.83.5.23.4.z, 3.5.z
7.93.5.3, 3.5.43.4.z, 3.5.z
8.1NA3.5
8.23.5.23.5.z
8.33.5.33.5.z
8.43.5.43.5.z
警告
Red Hat Gluster Storage 3.5 は、ネイティブクライアント 3.5 を使用する RHEL 6.x をサポートします。
警告
  • Red Hat Gluster Storage 3.5 の場合、Red Hat は Red Hat Gluster Storage 3.4 および 3.5 クライアントのみをサポートします。
リリースバージョンの詳細は、https://access.redhat.com/solutions/543123 を参照してください。

6.2.1. ネイティブクライアントのインストール

クライアントオペレーティングシステムのインストール後に、ターゲットシステムを Red Hat Network に登録し、Red Hat Enterprise Linux Server チャンネルにサブスクライブします。Red Hat Subscription Management にシステムを登録してサブスクライブする方法は 2 つあります。
  • コマンドラインを使用した、システムの Red Hat Subscription Management への登録およびサブスクライブ
  • Web Interface を使用した、システムの Red Hat Subscription Management への登録およびサブスクライブ
重要
すべてのクライアントが同じバージョンである必要があります。Red Hat は、クライアントをアップグレードする前にサーバーをアップグレードすることを強く推奨します。
注記
Red Hat Gluster Storage サーバーは、サーバーバージョンとネイティブクライアントの以前のバージョンと同じネイティブクライアントのバージョンをサポートします。リリースの一覧は、https://access.redhat.com/solutions/543123 を参照してください。

コマンドラインを使用した、システムの Red Hat Subscription Management への登録およびサブスクライブ

コマンドラインでシステムを登録し、正しいリポジトリーにサブスクライブします。

前提条件

  • Red Hat Gluster Storage エンタイトルメントのある Red Hat Subscription Manager アカウントのユーザー名およびパスワードを把握します。
  1. subscription-manager register コマンドを実行して、利用可能なプールを一覧表示します。適切なプールを選択し、Red Hat Subscription Manager のユーザー名とパスワードを入力して、システムを Red Hat Subscription Manager に登録します。
    # subscription-manager register
  2. クライアントに応じて、以下のコマンドのいずれかを実行して正しいリポジトリーにサブスクライブします。
    • Red Hat Enterprise Linux 8 クライアントの場合:
      # subscription-manager repos --enable=rh-gluster-3-client-for-rhel-8-x86_64-rpms
    • Red Hat Enterprise Linux 7.x クライアントの場合:
      # subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rpms --enable=rh-gluster-3-client-for-rhel-7-server-rpms
      注記
      以下のコマンドも使用できますが、Red Hat Gluster Storage では今後のリリースでこのリポジトリーのサポートが非推奨になる可能性があります。
      # subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rh-common-rpms
    • Red Hat Enterprise Linux 6.1 以降のクライアントの場合:
      # subscription-manager repos --enable=rhel-6-server-rpms --enable=rhel-6-server-rhs-client-1-rpms
    サブスクリプションの詳細は、『Using and Configuring Red Hat Subscription Management』のSection 3.1 Registering and attaching a system from the Command Lineを参照してください。
  3. システムが、必要なリポジトリーにサブスクライブされていることを確認します。
    # yum repolist

Web Interface を使用した、システムの Red Hat Subscription Management への登録およびサブスクライブ

Web インターフェースを使用してシステムを登録し、正しいチャンネルにサブスクライブします。

前提条件

  • Red Hat Gluster Storage エンタイトルメントのある Red Hat Subsrciption Management (RHSM) アカウントのユーザー名およびパスワードを把握します。
  1. Red Hat Subscription Management (https://access.redhat.com/management) にログオンします。
  2. 画面上部の Systems リンクをクリックします。
  3. Red Hat Gluster Storage Native Client チャンネルを追加する必要のあるシステムの名前をクリックします。
  4. 画面の Subscribed Channels セクションで Alter Channel Subscriptions をクリックします。
  5. クライアントプラットフォームに応じて、Red Hat Enterprise Linux 7 for x86_64 または x86_64 または Red Hat Enterprise Linux 5 for x86_64 のノードを展開します。
  6. Change Subscriptions ボタンをクリックし、変更を確定します。
    ページの更新時に Details タブを選択して、システムが適切なチャンネルにサブスクライブされていることを確認します。

ネイティブクライアントパッケージのインストール

Red Hat Network からのネイティブクライアントパッケージのインストール
  1. yum install コマンドを実行して、ネイティブクライアントの RPM パッケージをインストールします。
    # yum install glusterfs glusterfs-fuse
  2. Red Hat Enterprise 5.x クライアントシステムの場合は、modprobe コマンドを実行して、Red Hat Gluster Storage ボリュームをマウントする前に FUSE モジュールをロードします。
    # modprobe fuse
    起動時にモジュールの読み込みの詳細は、https://access.redhat.com/knowledge/solutions/47028 を参照してください。