第9章 ディレクトリークォータの管理

警告
クォータは、Red Hat Gluster Storage 3.5 では非推奨です。Red Hat ではこの使用を推奨しておらず、Red Hat Gluster Storage 3.5.3 にアップグレードする新規デプロイメントおよび既存デプロイメントではクォータをサポートしません。
クォータを使用すると、ディレクトリーで使用するディスク領域に制限を設定できます。ストレージ管理者は、ディレクトリーおよびボリュームレベルでディスク領域の使用率を制御できます。これは、ユーティリティーの請求モデルの使用を容易にするために、クラウドデプロイメントで特に役立ちます。

9.1. クォータの有効化および無効化

ディスクの使用状況を制限するには、以下のコマンドを実行してボリュームでクォータの使用状況を有効にする必要があります。
# gluster volume quota VOLNAME enable
このコマンドは、ボリュームでクォータの動作のみを有効にします。デフォルトのディスク使用量は設定しません。
注記
クォータが有効な Gluster ボリュームでは、CPU およびメモリーの消費量は、さまざまな要因に基づいて加算されます。たとえば、ファイルシステムツリーの複雑さやプール内のブリック数、ファイルシステム全体でのクォータ制限数、およびファイルシステム全体でクォータバーサルタの頻度などが複雑になります。
ディスクの使用率制限の設定など、ボリュームでクォータの動作を無効にするには、以下のコマンドを実行します。
# gluster volume quota VOLNAME disable
重要
Red Hat Gluster Storage 3.1.1 以前のクォータを無効にする場合、以前に設定したすべての制限はクリーンアッププロセスである quota-remove-xattr.sh によってボリュームから削除されます。クリーンアッププロセスが実行中にクォータを再度有効にすると、クリーンアッププロセスでクォータを有効にする拡張属性が削除される可能性があります。これは、クォータアカウンティングに悪影響を及ぼすものです。