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30.4. SysV Init ランレベル

SysV init ランレベルシステムは、ランレベルの初期化をしている時に、どのプログラムを init が起動又は停止をするかを制御する為の標準プロセスを提供します。SysV init は使用が簡単であることと、伝統的なBSD スタイルの init プロセスよりも柔軟性があることで選択されています。
SysV init 用の設定ファイルは、/etc/rc.d/ディレクトリに あります。このディレクトリに中には、rc, rc.local, rc.sysinit が存在し、 オプションとして、rc.serial スクリプトも 以下に示すディレクトリと共に存在します:
init.d/ rc0.d/ rc1.d/ rc2.d/ rc3.d/ rc4.d/ rc5.d/ rc6.d/
init.d/ ディレクトリはサービスを制御するときに、 /sbin/init コマンドで使用されるスクリプトを含んでいます。 数字付きのディレクトリはそれぞれ、Red Hat Enterprise Linux のデフォルトに於ける六つのランレベル 設定を表わします。

30.4.1. ランレベル

SysV initランレベルの背景にある考え方は、各種システムを異なる方法で 使用できるようにするという考えを解決します。例えば、サーバは X Window Systemにより増加するシステムリソースの負担なしで、より 効率的に動作します。また、ランレベル 1でディスク破損の修理をする場合など、 システム管理者が診断作業を実行するために低いランレベルでシステムを稼働する必要がある場合があるかもしれません。
1つのランレベルの特性が init によってどのサービスを終了し、どれを開始するかを決定します。例えば、ランレベル 1(シングルユーザーモード)はネットワークサービスを停止し、ランレベル 3では そのサービスを開始します。ある任意のランレベルで特定のサービスを停止したり、開始したりするように割り当てることで、init はユーザーが手動でサービスを開始したり停止したりすることを必要とせずにマシンのモードを素早く変更することができます。
以下のランレベルは、Red Hat Enterprise Linux のデフォルトで次の様に定義されています:
  • 0 — 停止
  • 1 — シングルユーザーテキスト モード
  • 2 — 未使用 (ユーザー定義可能)
  • 3 — フルマルチユーザー テキストモード
  • 4 — 未使用 (ユーザー定義可能)
  • 5 — フルマルチユーザー グラフィカルモード(X ベースのログイン画面)
  • 6 — 再起動
一般的に、ユーザーは Red Hat Enterprise Linux マルチユーザーモードのランレベル 3 か ランレベル 5 で 操作します。ユーザーは時には、使用されていないランレベル 2 とランレベル 4 をカスタマイズ して、特殊ニーズに対処することもできます。
システムのデフォルトランレベルは、/etc/inittab の中にリストしてあります。システムのデフォルトランレベルを確認するには、/ etc/inittab の上部で次のような行を見付けます:
id:5:initdefault:
この例で示されているデフォルトのランレベルは、最初のコロン後の数字が示す様に 5 となっています。これを変更するには、root として /etc/inittab を 編集します。

警告

/etc/inittab を編集するときには、注意が必要です。簡単なタイプミスがシステムをブート不可能にもします。そうなった場合、ブートディスクを使用するか、シングルユーザーモード、又は レスキューモードでコンピュータを起動してファイルを修理します。
シングルユーザーモードとレスキューモードに関する詳細は、『Red Hat Enterprise Linux Deployment Guide』 にある 『基本的システムリカバリー』 と 言う章を参照して下さい。
It is possible to change the default runlevel at boot time by modifying the arguments passed by the boot loader to the kernel. For information on changing the runlevel at boot time, refer to 「Changing Runlevels at Boot Time」.