Red Hat Training

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第23章 現在のシステムのアップグレード

この章では、ご使用の Red Hat Enterprise Linux システムをアップグレードするさまざまな方法が説明されています。

23.1. 「アップグレード」または「再インストール」を選択する

Red Hat Enterprise Linux バージョン 4 のアップデート 4 からのアップグレードは対応していますが、データを保存した後で、以前の Red Hat Enterprise Linux インストールの上に Red Hat Enterprise Linux 5.0 の本リリースをインストールすることでより安定したインストールを得ることになります。
Red Hat Enterprise Linux 4 からアップグレードするには、その前に RHN を使用してシステムを最新状態にしておく必要があります。
This recommended reinstallation method helps to ensure the best system stability possible.
For more information about re-installing your Red Hat Enterprise Linux system, refer to the Whitepapers available online at http://www.redhat.com/rhel/resource_center/.
現在、Red Hat Enterprise Linux 4 アップデート 4 を使用されている場合、従来のインストールプログラムベースによるアップグレードを行なうことができます。
ただし、システムのアップグレードを選択する前に、注意すべきことがいくつかあります。
  • 各種設定ファイルの形式やレイアウトでの変更により、アップグレード後に個別のパッケージ設定ファイルが機能したりしなかったりすることがあります。
  • If you have one of Red Hat's layered products (such as the Cluster Suite) installed, it may need to be manually upgraded after the Red Hat Enterprise Linux upgrade has been completed.
  • 市販の ISV アプリケーションはアップグレード後に正しく機能しないことがあります。
システムをアップグレードすると、現在使用中のシステムにインストールされているパッケージの更新バージョンがインストールされます。
アップグレードのプロセスでは既存の設定ファイルに .rpmsave という拡張子を付けて保存します(例、sendmail.cf.rpmsave)。また、その動作ログを /root/upgrade.log に作成します。

警告

ソフトウェアが進化するにつれて、設定ファイルのフォーマットは変化することがあります。変更内容を組み込む前に、元の設定ファイルと新しいファイルを注意深く比較する必要があります。

注記

システム上のデータはすべて必ずバックアップしておいた方がよいでしょう。例えば、アップグレードしたりデュアルブートシステムを構築する場合、ハードドライブ上の保存しておきたいデータはすべて必ずバックアップすべきです。誤ってすべてのデータを喪失する恐れがあるからです。
アップグレードパッケージの中には、正しく動作するため他のパッケージもインストールする必要があるものがあります。アップグレードするパッケージをカスタマイズすることにした場合は、依存の問題を解決する必要があるかもしれません。アップグレードするパッケージをカスタマイズしない場合は、アップグレードの手順で依存関係の問題を処理します。ただし、システム上に存在しないパッケージを追加インストールする必要があるかもしれません。
システムにどのようなパーティションがあるかによって、アップグレードプログラムは、swap ファイルを追加するように要求してくるかもしれません。アップグレードプログラムが、RAM の 2 倍のサイズの swap ファイルを検出しない場合は、新しい swap ファイルを追加したいか聞いてきます。システムに十分なサイズの RAM がない場合は (256 MB 未満)、この swap ファイルを追加することを推奨します。