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4.19. x86 と、 AMD64 と、 Intel® 64 のブートローダ設定

ブートメディアを使用せずにシステムをブートするためには、通常、ブートローダをインストールする必要があります。ブートローダは、コンピュータがスタートするときに最初に実行するソフトウェアプログラムです。制御を読み込みオペレーティングシステムのカーネルソフトウェアへ渡す役割をします。次に、そのカーネルが残り全体のオペレーティングシステムを起動します。
GRUB (GRand Unified Bootloader)、はデフォルトでインストールされている非常にパワフルなブートローダです。GRUB はさまざまな無償オペレーティングシステムをロードすることができ、またチェーンローディング(別のブートローダでロードする DOS や Windows など、サポートしていないオペレーティングシステムのロードをするメカニズム)で商業用のオペレーティングシステムもロードすることができます。
ブートローダの設定

図4.17 ブートローダの設定

GRUB をブートローダとしてインストールしたくない場合は、ブートローダーを変更 をクリックするとブートローダをまったくインストールしない選択ができます。
Red Hat Enterprise Linux をブートできるブートローダをすでに使用していて、現在のブートローダを上書きしたくない場合、ブートローダを変更 ボタンをクリックして ブートローダをインストールしない を選択します。

警告

なんらかの理由で GRUB をインストールしない選択をする場合は、システムを直接起動できなくなりますので、他の起動手段(市販のブートローダアプリケーションなど)を使う必要がでてきます。このオプションは、システムを起動する別の方法が確実にある場合のみに限ってください。
Every bootable partition is listed, including partitions used by other operating systems. The partition holding the system's root file system has a Label of Red Hat Enterprise Linux (for GRUB). Other partitions may also have boot labels. To add or change the boot label for other partitions that have been detected by the installation program, click once on the partition to select it. Once selected, you can change the boot label by clicking the Edit button.
目的のブートパーティションの横にある デフォルト を選択してデフォルトでブートする OS を選びます。デフォルトのブートイメージを選択しないとインストールを先に進めることはできません。

注記

Label 欄には、目的の OS をブートするために、ブートプロンプトで入力すべきブートローダ名がテキストで一覧表示されます。
GRUB ブート画面をロードしたら、矢印キーを使用してブートラベルを選択するか、編集するには e と入力します。選択したブートラベル用の設定ファイルにある項目一覧が表示されます。
ブートローダのパスワードはサーバーへのアクセスが物理的に可能な環境においてセキュリティを高める役割を果たします。
ブートローダをインストールする場合、システムを保護するためにパスワードを設定した方がよいでしょう。ブートローダのパスワードがないと、そのシステムにアクセス可能なユーザーがシステムのセキュリティを侵害する恐れのあるオプションをカーネルに渡すことができることになります。ブートローダのパスワードを設定すると、まずパスワードが入力されてからでないと標準以外のブートオプションを選択することができなくなります。しかし、物理的にマシンにアクセスできる人ならば BIOS が対応していればフロッピーディスク、CD-ROM、または USB メディアから起動することができてしまいます。ブートローダのパスワードを含めてセキュリティプランは代替となる起動手段にも対処する必要があります。
システムのセキュリティを強化するためにブートローダパスワードの使用を選択する場合、必ず ブートローダパスワードを使用 とラベル付けしてあるチェックボックスを選択してください。
選択したら、パスワードを入力して、確認のために 2 回目の入力をします。
ドライブの順序変更やカーネルへオプションを渡すなど、より高度なブートローダオプションを設定するには、 をクリックする前に、必ず 高度なブートローダオプションを設定 を選択します。

4.19.1. 高度なブートローダオプションの設定

インストールするブートローダを選択した後は、そのブートローダをインストールする場所も選択することができます。ブートローダは次の 2 ヶ所のどちらかにインストールできます。
  • The master boot record (MBR) — This is the recommended place to install a boot loader, unless the MBR already starts another operating system loader, such as System Commander. The MBR is a special area on your hard drive that is automatically loaded by your computer's BIOS, and is the earliest point at which the boot loader can take control of the boot process. If you install it in the MBR, when your machine boots, GRUB presents a boot prompt. You can then boot Red Hat Enterprise Linux or any other operating system that you have configured the boot loader to boot.
  • The first sector of your boot partition — This is recommended if you are already using another boot loader on your system. In this case, your other boot loader takes control first. You can then configure that boot loader to start GRUB, which then boots Red Hat Enterprise Linux.
ブートローダのインストール

図4.18 ブートローダのインストール

注記

RAID カードを使用している場合、BIOS の種類の中には RAID カードからの起動に対応しないものがあることに注意してください。こうした場合、ブートローダは RAID アレーの MBR 上にインストール しない でください。/boot パーティションが作成されたのと同じドライブの MBR にインストールしなければなりません。
システムが Red Hat Enterprise Linux だけを使用する場合は、MBR を選択します。
ドライブの順を変更したい場合、または、BIOS が正しいドライブ順で動作しない場合は ドライブ順を変更 ボタンをクリックします。複数の SCSI アダプターや SCSI と IDE のアダプターを使用していて SCSI デバイスからブートしたい時に、ドライブ順の変更が役に立ちます。
LBA 32 の強制使用(普通は不必要) のオプションは、/boot/ パーティションが 1024 のシリンダの境界を越えて存在できるようにします。1024 シリンダの境界を越えて OS を起動するための LBA 32 拡張をサポートするシステムを所持し、/boot/ パーティションを 1024 シリンダより上に設定したい場合は、このオプションを選択します。

注記

ハードドライブのパーティションを設定する際は、古いシステムの BIOS にはハードドライブの 1024 シリンダを超えてアクセスすることができないものがあることに留意してください。このような場合、Linux をブートするために、ハードドライブの 1024 シリンダまでに /boot Linux パーティションの十分な領域を残しておいてください。その他の Linux パーティションは 1024 シリンダ以降でも構いません。
parted では、1024 シリンダは 528 MB になります。詳細については以下を参照してください。
http://www.pcguide.com/ref/hdd/bios/sizeMB504-c.html
ブートコマンドにデフォルトオプションを追加するには、それを カーネルパラメータ フィールドに入力します。ここに入力するオプションはすべて、起動する度に Linux カーネルに渡されます。