Red Hat Training

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4.28. Itanium システム - マシンの起動とインストール後の設定

本セクションでは、Itanium を Red Hat Enterprise Linux で起動する方法と、マシンの電源がオンの際に Red Hat Enterprise Linux が自動的に起動されるように EFI コンソール変数を設定する方法を説明します。
インストールプログラムの最後にシステムを再起動したら、以下のコマンドを入力して Red Hat Enterprise Linux を起動します。
elilo
elilo を入力すると、/boot/efi/elilo.conf 設定ファイルに一覧表示されているデフォルトのカーネルが読み込まれます。(ファイルに一覧表示される最初のカーネルがデフォルトです。)
別のカーネルを読み込む場合は、elilo コマンドの後に /boot/efi/elilo.conf ファイルからカーネルのラベル名を入力します。たとえば、linux という名前のカーネルを読み込むには、以下のコマンドを入力します。
elilo linux
インストールされているカーネルの名前がわからない場合は、以下の手順に従って EFI で /boot/efi/elilo.conf ファイルを表示できます。
  1. Shell> プロンプトで、システムのパーティションにデバイスを変更します(Linux では /boot/efi としてマウントされます)。たとえば、fs0 がシステムブートパーティションの場合は、EFI Shell プロンプトで fs0: と入力します。
  2. fs0:\>ls と入力して、正しいパーティションが存在することを確認します。
  3. 次に、以下を入力します。
    Shell>type elilo.conf
    このコマンドは、設定ファイルの内容を表示します。各スタンザには、label で始まる行とそれに続くカーネルのラベル名が含まれます。ラベル名は、異なるカーネルを起動するために elilo の後に入力するものです。

4.28.1. インストール後のブートローダーオプション

ロードするカーネルを指定するだけでなく、Red Hat Enterprise Linux が 1024 MB のメモリーを使用するように強制するには single など、他の起動オプションを入力することもできます。mem=1024Mブートローダーにオプションを渡すには、EFI Shell プロンプトで以下のコマンドを入力します( linux を、起動するカーネルのラベル名に、option をカーネルに渡す起動オプションに置き換えます。
elilo linux option