13.7. DHCPv6 と radvd の比較

IPv4 の動的ホスト設定は、主に DHCPv4 に適用されます。ただし、IPv6 では、以下のオプションを使用できます。
  • 手動
  • radvd デーモンの使用
  • DHCPv6 サーバーの使用

手動

手動アドレス指定はいつでも利用できます。IPv6 アドレスをシステムに割り当てるには、「nmcli を使用したネットワーク接続」「テキスト形式のユーザーインターフェース nmtui を使ったボンディングの設定」「ip コマンドを使用した IP ネットワークの設定」 で説明しているツールを使用できます。

radvd デーモンの使用

標準仕様に準拠した IPv6 ネットワークは、ルーター通知を提供する必要があるため、ルーター通知デーモン (radvd) を実行して IPv6 設定オプションを適用できます。ルーター通知は、実際に物理 LAN でローカルに使用できるプレフィックスに関するオンリンク情報を提供します。ルーター通知のほかに、手動 IPv6 設定、ルーター通知による自動 IPv6 設定、または動的ホスト構成プロトコル (DHCPv6) のいずれかを選択できます。radvd デーモンの設定方法は、「IPv6 ルーター用 radvd デーモンの設定」 を参照してください。

DHCPv6 サーバーの使用

アドレス管理を中央管理している場合は、DHCPv6 サーバーを設定できます。DHCPv6 の可用性は、ルーター通知パケットのフラグにより通知されます。

表13.1 DHCPv6 と radvd の比較

DHCPv6radvd
プライバシーを保護するために、ランダムなアドレスを保証します。デフォルトゲートウェイに関する情報を入力します。
クライアントに、さらなるネットワーク設定オプションを送信します。たとえば、ネットワークタイムプロトコル (NTP) サーバー、セッション開始プロトコル (SIP) サーバー、プレブート実行環境 (iPXE) 設定などです。 
MAC アドレスを IPv6 アドレスにマップします。 

注記

ネットワークを正しく設定するには、ルーター通知のみがデフォルトゲートウェイに関する情報を提供するため、radvd と組み合わせて DHCPv6 を使用します。