1.10. ワイヤレス規制ドメインの設定

Red Hat Enterprise Linux では、crda パッケージに Central Regulatory Domain Agent が含まれ、特定地区のワイヤレス規制ルールがカーネルに提供されます。これは特定の udev スクリプトによって使われるので、udev スクリプトをデバッグする場合以外は手動で実行しないでください。規制ドメインに新たな変更があると、カーネルは udev イベントを送信して crda 実行のトリガーとなります。Linux ワイヤレスサブシステム (IEEE-802.11) が、規制ドメイン変更のトリガーとなります。このサブシステムでは、regulatory.bin ファイルを使って規制データベース情報が維持されます。
お使いのシステムの規制ドメインは、setregdomain ユーティリティーによって設定されます。引数は不要で、管理者が手動で呼び出すのではなく、通常は udev 等のシステムスクリプトを通じて呼び出されます。国コードルックアップに失敗した場合、システム管理者は /etc/sysconfig/regdomain ファイルで COUNTRY 環境変数を定義することができます。
規制ドメインの詳細については、以下の man ページを参照してください。
  • setregdomain(1) man ページ: 国コードを元にした規制ドメインの設定
  • crda(8) man ページ: カーネルへの特定 ISO または IEC 3166 alpha2 のワイヤレス規制ドメインの送信
  • regulatory.bin(5) man ページ: Linux ワイヤレス規制データベース
  • iw(8) man ページ: ワイヤレスデバイスおよびその設定の表示または操作