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4.6. デフォルトゲートウェイの設定

デフォルトゲートウェイは、最初に /etc/sysconfig/network ファイルを解析し、up にあるインターフェイスのネットワークインターフェイス ifcfg ファイルを解析するネットワークスクリプトによって決定されます。ifcfg ファイルは数値順に解析され、最後に読み取られる GATEWAY ディレクティブはルーティングテーブルのデフォルトルートを作成するために使用されます。
デフォルトルートは、GATEWAY ディレクティブで、グローバルまたはインターフェイス固有の設定ファイルのいずれかで指定できます。ただし、Red Hat Enterprise Linux では、グローバルな /etc/sysconfig/network ファイルの使用は非推奨となり、ゲートウェイの指定はインターフェイスごとの設定ファイルでのみ行う必要があります。
NetworkManager がモバイルホストが管理している動的ネットワーク環境では、ゲートウェイ情報はインターフェイス固有である可能性が高く、DHCP によって割り当てられるのが最適です。NetworkManager のゲートウェイへのアクセスに使用する終了インターフェイスの選択に影響を与える必要がある特別なケースでは、デフォルトゲートウェイに送られないインターフェイスに対して ifcfg ファイルで DEFROUTE=no コマンドを利用します。