10.6. IPv6 ルーター用 radvd デーモンの設定

ルーター広告デーモン (radvd) により、IPv6 の Stateless Autoconfiguration に必要なルーター広告メッセージが送信されます。これらの広告を元に、ユーザーはアドレス、設定、ルートを自動的に設定し、デフォルトのルーターを選択することができます。radvd デーモンを設定するには、以下の手順を実施します。
  1. radvd デーモンをインストールします。
    ~]# sudo yum install radvd
  2. /etc/radvd.conf ファイルを設定します。以下に例を示します。
    interface eth0
    {
    AdvSendAdvert on;
    MinRtrAdvInterval 30;
    MaxRtrAdvInterval 100;
    prefix 2001:db8:1:0::/64
    {
    AdvOnLink on;
    AdvAutonomous on;
    AdvRouterAddr off;
    };
    
    };

    注記

    ルーター広告と共に、さらに DNS リゾルバーを通知する場合は、/etc/radvd.conf ファイルに RDNSS <ip> <ip> <ip> { }; オプションを追加します。サブネットに DHCPv6 サービスを設定するには、AdvManagedFlagon に設定します。この設定により、DHCPv6 サービスが利用可能な場合、クライアントはルーター広告により IPv6 アドレスを自動的に取得することができます。DHCPv6 サービス設定の詳細については、「IPv6 の DHCP (DHCPv6)」を参照してください。
  3. radvd デーモンを有効にします。
    ~]# sudo systemctl enable radvd.service
  4. 今すぐ radvd デーモンを起動します。
    ~]# sudo systemctl start radvd.service
ルーター広告パッケージの内容および radvd デーモンにより送信された設定値を表示するには、radvdump コマンドを使用します。
~]# radvdump
Router advertisement from fe80::280:c8ff:feb9:cef9 (hoplimit 255)
        AdvCurHopLimit: 64
        AdvManagedFlag: off
        AdvOtherConfigFlag: off
        AdvHomeAgentFlag: off
        AdvReachableTime: 0
        AdvRetransTimer: 0
        Prefix 2002:0102:0304:f101::/64
                AdvValidLifetime: 30
                AdvPreferredLifetime: 20
                AdvOnLink: off
                AdvAutonomous: on
                AdvRouterAddr: on
        Prefix 2001:0db8:100:f101::/64
                AdvValidLifetime: 2592000
                AdvPreferredLifetime: 604800
                AdvOnLink: on
                AdvAutonomous: on
                AdvRouterAddr: on
        AdvSourceLLAddress: 00 80 12 34 56 78
radvd デーモンの詳細については、radvd(8)radvd.conf(5)radvdump(8) man ページを参照してください。