第6章 ネットワークブリッジングの設定

ネットワークブリッジは、ネットワーク間のトラフィックを MAC アドレスに基づいて転送するリンク層デバイスです。転送の決定は、MAC アドレスのテーブルに基づいて行われ、このテーブルはネットワークトラフィックをリッスンして、どのホストがどのネットワーク接続しているかをネットワークブリッジが学習することで構築されます。Linux ホスト内では、ソフトウェアブリッジを使ってハードウェアをエミュレートすることができます。たとえば、仮想化アプリケーション内で NIC を 1 つ以上の仮想 NIC と共有するなどです。
アドホック または インフラストラクチャー モードで稼働している Wi-Fi ネットワーク上では、ブリッジは確立できないことに注意してください。IEEE 802.11 標準が、通信時間の効率性のために Wi-Fi で 3 アドレスフレームの使用を指定するためです。

6.1. テキスト形式のユーザーインターフェース nmtui によるブリッジングの設定

テキスト形式のユーザーインターフェースツール nmtui を使うと、ターミナルのウィンドウでブリッジングを設定できます。このツールを起動するには、以下のコマンドを実行します。
~]$ nmtui
テキスト形式のインターフェースが表示されます。無効なコマンドの場合は、使用法に関するメッセージがプリントされます。
移動するには矢印キーを使用するか、Tab を押して次に進むか Shift+Tab を押して前に戻ります。Enter を押してオプションを選びます。Space バーは、チェックボックスのステータスを切り替えます。
  1. メニューから 接続の編集 を選択します。追加 を選択すると 新規の接続 画面が開きます。
    NetworkManager テキスト形式のユーザーインターフェースのブリッジ接続追加メニュー

    図6.1 NetworkManager テキスト形式のユーザーインターフェースのブリッジ接続追加メニュー

  2. ブリッジ を選択すると、Edit connection 画面が開きます。
  3. ブリッジにスレーブインターフェースを追加するには 追加 を選択して 新規の接続 画面を開きます。接続のタイプを選んだら、作成 ボタンを選択して、ブリッジの Edit Connection 画面を開きます。
    NetworkManager テキスト形式ユーザーインターフェースで新規ブリッジスレーブを設定するメニュー

    図6.2 NetworkManager テキスト形式ユーザーインターフェースで新規ブリッジスレーブを設定するメニュー

  4. デバイス セクションに希望するスレーブのデバイス名もしくは MAC アドレスを入力します。必要であれば、 イーサネット ラベルの右側にある 表示する を選択して、ブリッジの MAC アドレスとして使用するクローンの MAC アドレスを入力します。OK ボタンを選択します。

    注記

    MAC アドレスなしでデバイスを指定すると、Edit Connection ウィンドウがリロードされる際に デバイス セクションは自動的に設定されます。ただしこれは、デバイスが正常に発見された場合のみです。
    NetworkManager テキスト形式ユーザーインターフェースでブリッジスレーブ接続を設定するメニュー

    図6.3 NetworkManager テキスト形式ユーザーインターフェースでブリッジスレーブ接続を設定するメニュー

  5. スレーブ セクションにブリッジのスレーブ名が表示されます。さらにスレーブ接続を追加する場合は、上記のステップを繰り返します。
  6. 設定を確認してから OK ボタンを選択します。
    NetworkManager テキスト形式ユーザーインターフェースでブリッジを設定するメニュー

    図6.4 NetworkManager テキスト形式ユーザーインターフェースでブリッジを設定するメニュー

ブリッジ用語の定義については、「ブリッジタブを設定する」 を参照してください。
nmtui のインストール方法については、「テキスト形式のユーザーインターフェース (nmtui) を使ったネットワーク設定」 を参照してください。