第4章 ネットワークボンディングの設定

Red Hat Enterprise Linux 7 では、管理者が複数のネットワークインターフェースを単一のチャンネルにまとめること (ボンディング) ができます。このチャンネルボンディングにより、複数のネットワークインターフェースが 1 つとして機能できるようになり、また同時に帯域幅が増加し、冗長性を提供します。

警告

ネットワークスイッチを使わずにケーブルの直接接続を使用すると、ボンディングはサポートされません。本章で説明されているフェイルオーバーメカニズムは、ネットワークスイッチがないと予想通りに機能しません。詳細についてはナレッジベースの記事 ボンディングは、クロスオーバーケーブルを使用したダイレクトコレクションをサポートしますか? を参照してください。

注記

active-backup、balance-tlb および balance-alb の各モードはスイッチの特定の設定を必要としません。他のボンディングモードでは、スイッチがリンクを集約するように設定する必要があります。たとえば、Cisco スイッチでは Modes 0、2、および 3 に EtherChannel を必要としますが、Mode 4 には LACP と EtherChannel が必要となります。スイッチに付属の説明書と https://www.kernel.org/doc/Documentation/networking/bonding.txt を参照してください。

4.1. マスターおよびスレーブインターフェースのデフォルト動作について

NetworkManager デーモンを使ってボンディングされたスレーブインターフェースを制御する際、特に障害検索時には、以下の点に留意してください。
  1. マスターインターフェースを起動しても、スレーブインターフェースは自動的に起動されない。
  2. スレーブインターフェースを起動すると、マスターインターフェースは毎回、自動的に起動される。
  3. マスターインターフェースを停止すると、スレーブインターフェースも停止される。
  4. マスターはスレーブなしで静的 IP 接続を開始できる。
  5. マスターはスレーブなしの場合、DHCP 接続の開始時にスレーブを待機する。
  6. DHCP 接続でスレーブを待機中のマスターは、キャリアをともなうスレーブが追加されると完了する。
  7. DHCP 接続でスレーブを待機中のマスターは、キャリアをともなわないスレーブが追加されると待機を継続する。