19.3.2. 外部ロードバランサーアーキテクチャー

JBoss Enterprise Application Platform 5 では新しく "TransactionSticky" 負荷分散ポリシーが導入されました。 これらのポリシーは、 トランザクションの範囲内で発生するすべての呼び出しを同じノードにルーティングする (ノードが存在する場合) など、 新しい動作を標準のポリシーに追加します。 レガシー分離呼び出しアーキテクチャーがベースであるため、 EJB3 のような AOP ベースのサービスでは使用できません。
  • Transaction-Sticky Round-Robin: Round-Robin のトランザクションスティッキー変異です。 org.jboss.ha.framework.interfaces.TransactionStickyRoundRobin によって実装されます。
  • Transaction-Sticky Random-Robin: Random-Robin のトランザクションスティッキー変異です。 org.jboss.ha.framework.interfaces.TransactionStickyRandomRobin によって実装されます。
  • Transaction-Sticky First Available: First Available のトランザクションスティッキー変異のです。 org.jboss.ha.framework.interfaces.TransactionStickyFirstAvailable によって実装されます。
  • Transaction-Sticky First Available Identical All Proxies: First Available Identical All Proxies のトランザクションスティッキー変異です。 org.jboss.ha.framework.interfaces.TransactionStickyFirstAvailableIdenticalAllProxies によって実装されます。
上記はすべて簡単なインターフェースの実装となります。ユーザーは特殊な動作を必要とする場合に独自の実装を自由に作成することができます。 後半の項では、さまざまなサービスによって使用される負荷分散ポリシーの設定方法について説明します。