9.16.4. Dispatch

XML Web サービスはサービスとサービスクライアント間の通信に XML メッセージを使用します。 高レベルの JAX-WS API は Java メソッド呼び出しとそれに対応する XML メッセージの変換詳細を隠すよう設計されていますが、 XML メッセージレベルでの動作が望ましい場合もあります。 Dispatch インターフェースはこのモードでの通信に対するサポートを提供しています。
Dispatch は 2 種類の使用モードに対応しています。 javax.xml.ws.Service.Mode.MESSAGEjavax.xml.ws.Service.Mode.PAYLOAD はそれぞれ次のように識別されます。
Message

このモードでは、 クライアントアプリケーションは直接プロトコル固有のメッセージ構造と動作します。 例、 SOAP プロトコルバインディングと併用する場合、 クライアントアプリケーションは直接 SOAP メッセージと動作します。

Message Payload

このモードでは、 クライアントアプリケーションはメッセージ自体ではなくメッセージのペイロードと動作します。 例、 SOAP プロトコルバインディングと併用する場合、 クライアントアプリケーションは SOAP メッセージ全体ではなく SOAP Body の内容と動作します。

Dispatch はクライアントが XML としてメッセージのペイロードまたはメッセージを構築し、 目的のメッセージまたはペイロードの構造の詳細な知識を必要とする低レベルの API になります。 Dispatch はあらゆるタイプのメッセージまたはメッセージペイロードの入出力に対応する汎用クラスになります。
Service service = Service.create(wsdlURL, serviceName);
Dispatch dispatch = service.createDispatch(portName, StreamSource.class, Mode.PAYLOAD);
  
String payload = "<ns1:ping xmlns:ns1='http://oneway.samples.jaxws.ws.test.jboss.org/'/>";
dispatch.invokeOneWay(new StreamSource(new StringReader(payload)));
  
payload = "<ns1:feedback xmlns:ns1='http://oneway.samples.jaxws.ws.test.jboss.org/'/>";
Source retObj = (Source)dispatch.invoke(new StreamSource(new StringReader(payload)));