8.3.3. クラスター環境でのネーミングディスカバリ

クラスター化された JBoss 環境で実行している場合、 Context.PROVIDER_URL 値を指定せず、クライアントが利用可能なネーミングサービスをネットワークにクエリするよう選択することができます。これは、all サーバープロファイルあるいは、org.jboss.ha.framework.server.ClusterPartitionorg.jboss.ha.jndi.HANamingService がデプロイされている同等のサーバープロファイルで稼働している JBoss サーバーでのみ機能します。このディスカバリプロセスでは、ディスカバリアドレス/ポートへマルチキャストリクエストパケットを送信し、ノードからの応答を待機します。この応答は、Naming インターフェースの HA-RMI バージョンとなっています。以下の InitialContext プロパティにより、ディスカバリ設定が変わってきます。
  • jnp.partitionName: クラスターパーティション名のディスカバリは制限される必要があります。複数のクラスターを持つ環境で稼働している場合、 特定のクラスターを対象にネーミングディスカバリを行いたい場合があるかもしれません。デフォルト値なし。これは、クラスターの応答はどれでも受け付けることになります。
  • jnp.discoveryGroup: ディスカバリクエリの送信先マルチキャスト IP アドレス。デフォルトは、230.0.0.4。
  • jnp.discoveryPort: ディスカバリクエリの送信先ポート。デフォルトは 1102。
  • jnp.discoveryTimeout: ディスカバリクエリの応答待機時間 (ミリ秒単位)。デフォルト値は、5000 (5 秒)。
  • jnp.disableDiscovery: ディスカバリプロセスを回避する必要がある場合にたてるフラグ。Context.PROVIDER_URL が指定されていない場合、あるいは指定 URL に有効なネーミングサービスが見付からない場合、ディスカバリは起こります。jnp.disableDiscovery フラグが true の場合、ディスカバリは試行されません。