10.9. AOP をクラスローダーへスコープ
JBoss のすべてのデプロイメントは、 デフォルトでアプリケーションサーバー全体に対してグローバルになっています。 そのため、deploy ディレクトリにある EAR、 SAR、 JAR はデプロイされた別のアーカイブからクラスを可視できます。 同様に、 AOP のバインディングは仮想マシン全体に対してグローバルになっています。 globalの可視性はトップレベルデプロイメント毎に無効にすることができます。
10.9.1. スコープされたクラスローダーの一部としてデプロイ
次のプロセスは、 今後の JBoss AOP バージョンで変更する可能性があります。 スコープされたアーカイブの一部として AOP ファイルをデプロイする場合、
.aop/META-INF/jboss-aop.xml
ファイル内に適用されるバインディングなどは、スクープされたアーカイブ内でクラスのみに適用され、 アプリケーションサーバーのそれ以外のものには適用されません。 -aop.xml
ファイルをサービスアーカイブ( SAR) の一部としてデプロイする方法もあります。 この場合でも、 SAR がスコープされていると、 -aop.xml
ファイルに格納されたバインディングは SAR ファイルの内容のみに適用されます。 現在、 スタンドアローンの -aop.xml
ファイルをデプロイあるいは、すでに添付されたデプロイメントに添付することはできません。 スタンドアロン -aop.xml
ファイルはアプリケーションサーバー全体のクラスに適用されます。