Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

19.2. 共有ストレージサンプル: 簡単な移行のための NFS

この例では、NFS を使用して他の KVM ホストと共にゲストイメージを共有しています。 この例は、大規模のインストールには実用的ではありません。これ例は、単に移行の 技術を示すためのものであり、小規模の導入用です。この例を数個の仮想化 ゲスト以上の環境で移行、又は実行に使用しないで下さい。
高度な、そしてより強健な共有ストレージに関する案内には、以下を参照して 下さい。 9章共有ストレージと仮想化
  1. libvirt イメージディレクトリをエキスポート

    デフォルトのイメージディレクトリを /etc/exports ファイルに 追加します:
    /var/lib/libvirt/images *.example.com(rw,no_root_squash,async)
    
    ご自分の環境に適するようにホストパラメータを変更します。
  2. NFS の開始

    1. NFS パッケージがインストールされていない場合は、インストールします:
      # yum install nfs
      
    2. iptables で NFS 用のポートを開きます。そして NFS を /etc/hosts.allow ファイルに追加します。
    3. NFS サービスを開始:
      # service nfs start
      
  3. 共有ストレージを目的地でマウントします

    目的地のシステムで、/var/lib/libvirt/images ディレクトリをマウントします:
    # mount sourceURL:/var/lib/libvirt/images /var/lib/libvirt/images
    

    警告

    ゲスト用にどのディレクトリが選択されても、それはホストとゲスト上で全く 同じでなければなりません。これは、全てのタイプの共有ストレージに該当 します。ディレクトリが同じでないと、移行は失敗します。