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28.18. 既存ゲストとその設定ファイルを複製

このセクションは、新規のゲストを作成するために既存の設定ファイルをコピーする方法の 概要を示します。ゲストの設定ファイルには修正して、正常にゲストを複製するために ユーザーが認識しておくべき基幹パラメータがあります。
name
hypervisor によって知られており、管理ユーティリティに表示されているゲストの名前です。このエントリはシステム内で特有でなければなりません。
uuid
ゲスト用の特有の処理です。新規の UUID は uuidgen コマンドを 使用して再生成できます。UUID の出力のサンプルは以下のようになります:
$ uuidgen 
a984a14f-4191-4d14-868e-329906b211e5
vif
  • MAC アドレス は各ゲスト用に 特有の MAC アドレスを定義する必要があります。標準の ツールが使用されると、これは自動的に行われます。既存のゲストからゲスト設定を コピーしている場合は、スクリプト 「新規の特有 MAC アドレスを生成」 の使用で達成できます。
  • 新規のホストに向けて既存のゲスト設定ファイルを移動したり複製したりする場合は、 xenbr エントリを調節して使用中のローカル ネットワーキング設定に対応するようにしなければなりません。(brctl show コマンドを使用すると、ブリッジ情報を取得できます)。
  • デバイスエントリについては、そのエントリを disk= セクション内で調節して、正しいゲストイメージにポイントする ように確認します。
ここで、使用ゲスト上のシステム設定セッティングを調節します:
/etc/sysconfig/network
HOSTNAME エントリをゲストの新しい hostname に 合わせて変更します。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
  • HWADDR アドレスを ifconfig eth0 からの 出力に合わせて変更します。
  • 静的 IP アドレスが使用されている場合は、IPADDR エントリを 変更します。