14.2. ネットワークベース以外のデプロイメント用の RHEL for Edge インストーラーイメージの作成

実行中のコンテナーをビルドして、RHEL for Edge Container コミットでリポジトリーを提供してから、RHEL for Edge Installer (.iso) イメージを作成します。RHEL for Edge Installer (.iso) は、RHEL for Edge Container (.tar) が提供するコミットをプルします。RHEL for Edge Container コミットが Podman に読み込まれると、OSTree が URL 形式で公開されます。

CLI で RHEL for Edge Installer イメージを作成するには、以下の手順に従います。

前提条件

  • RHEL for Edge イメージのブループリントを作成しました。
  • RHEL for Edge Container イメージを作成し、Web サーバーを使用してデプロイしている。

手順

  1. RHEL for Edge Installer インストーラーイメージの作成を開始します。

    # composer-cli compose start-ostree --ref rhel/9/x86_64/edge --url URL-OSTree-repository blueprint-name image-type

    詳細は以下のようになります。

    • ref は、お客様が ostree リポジトリーの構築に使用した値と同じです。
    • URL-OSTree-repository は、イメージに埋め込むコミットの OSTree リポジトリーへの URL です。たとえば、http://10.0.2.2:8080/repo/ です。ネットワークベース以外のデプロイメント用の RHEL for Edge Container イメージの作成 を参照してください。
    • blueprint-name は、RHEL for Edge Installer のブループリント名です。
    • image-typeedge-installer です。

      composer プロセスがキューに追加されたことを確認する画面が表示されます。また、作成されたイメージの UUID (Universally Unique Identifier) 番号も表示されます。UUID 番号を使用してビルドを追跡します。また、更なるタスクのために UUID 番号を手元に保管しておきます。

  2. イメージの作成状態を確認します。

    # composer-cli compose status

    コマンド出力には、以下の形式で状態が表示されます。

    <UUID> RUNNING date blueprint-name blueprint-version image-type
    注記

    イメージ作成プロセスの完了まで数分かかります。

    イメージ作成プロセスを中断するには、以下を実行します。

    # composer-cli compose cancel <UUID>

    既存イメージを削除するには、以下を実行します。

    # composer-cli compose delete <UUID>

    RHEL Image Builder は、イメージのビルド時に、実行中のコンテナーが提供するコミットをプルします。

    イメージのビルドが完了したら、作成された ISO イメージをダウンロードできます。

  3. イメージをダウンロードします。RHEL for Edge イメージのダウンロード を参照してください。

    イメージの準備ができたら、ネットワーク以外のデプロイメント に使用できます。ネットワークベース以外のデプロイメント向けの RHEL for Edge イメージのインストール を参照してください。