1.4. ネットワークベースのデプロイメント

RHEL Image Builder を使用して、要件に沿った柔軟な RHEL rpm-ostree イメージを作成し、Anaconda を使用してお使いの環境にデプロイします。RHEL Image Builder は、デプロイメントセットアップの詳細を自動的に識別し、.tar ファイル形式の edge-commit としてイメージの出力を生成します。

composer-cli ツールのコマンドラインインターフェイスから RHEL Image Builder にアクセスするか、RHEL Web コンソールのグラフィカルユーザーインターフェイスを使用できます。

RHEL for Edge イメージは、以下の概要手順を実行して、作成およびデプロイすることができます。

有人インストールの場合

  1. RHEL システムをインストールおよび登録する
  2. RHEL Image Builder をインストールする
  3. RHEL Image Builder を使用して RHEL for Edge イメージのブループリントを作成する
  4. RHEL Image Builder で RHEL for Edge のブループリントをインポートする
  5. RHEL for Edge Commit (.tar) イメージを作成する
  6. RHEL for Edge イメージファイルのダウンロード
  7. RHEL Image Builder をインストールしたのと同じシステムに、RHEL for Edge Commit コンテンツを提供する Web サーバーをインストールする。手順については、NGINX のセットアップおよび設定 を参照してください。
  8. RHEL for Edge Commit (.tar) コンテンツを、実行中の Web サーバーに展開する
  9. 実行中の Web サーバーから OSTree コンテンツをプルするキックスタートファイルを作成する。キックスタートを変更して OSTree コンテンツをプルする方法の詳細は、RHEL for Edge イメージのコミットの展開 を参照してください。
  10. エッジデバイスで RHEL インストーラー ISO を起動し、キックスタートを提供する

無人インストールの場合、RHEL インストール ISO をカスタマイズして、それにキックスタートファイルを埋め込むことができます。

以下の図は、RHEL for Edge ネットワークイメージのデプロイメントワークフローを表しています。

図1.2 ネットワークベースの環境での RHEL for Edge のデプロイ

RHEL for Edge のネットワークベースのデプロイメントワークフロー