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9.3. ネットワークベース以外のデプロイメント向けの RHEL for Edge イメージのインストール
RHEL for Edge イメージをインストールするには、以下の手順に従います。
前提条件
- RHEL for Edge の ISO イメージを作成している。
- 実行中のコンテナーを停止している。
- 作成したコミットをインストールするためのディスクイメージ。
手順
空の qcow イメージを作成して、(.iso) をインストールします。これは、仮想マシン用のハードドライブのイメージです。以下に例を示します。
$ qemu-img create -f qcow2 diskfile.qcow2 5G
ディスクをドライブとして、インストーラー ISO を CD-ROM として使用している仮想マシンを起動します。以下に例を示します。
$ qemu-system-x86_64 \ -enable-kvm \ -m 4G \ -cpu host \ -net nic,model=virtio \ -net user,hostfwd=tcp::2223-:22 \ -cdrom $HOME/Downloads/RHEL-Installer-x86_64-33-1.2.iso \ disk-image.img
このコマンドにより、qemu (ハイパーバイザー) が以下のように設定されます。
- KVM 仮想化を使用します。
- メモリーを 4000MB に増やします (一部のプロセスは、dnf など、多くのメモリーを消費します)。
- ホストが使用する CPU タイプと同じタイプを使用します。
- ゲストをホストの仮想ネットワークブリッジに接続し、ホストのTCPポート2223をゲストの SSH ポート (22) に転送します。
- インストール ISO をマウントします。
上記で作成したハードドライブイメージを使用します。
Anaconda インストーラーを指定します。RHEL インストーラーが起動し、ISO からキックスタートファイルを読み込み、RHEL for Edge イメージのコミットのインストールなど、コマンドを実行します。インストールが完了すると、インストーラーはログインの詳細を要求します。
注記Anaconda は、インストール時にコンテナーコミットを使用するように事前設定されています。
- ログイン画面で、ユーザーアカウントの認証情報を指定し、Enter をクリックします。
検証手順
RHEL for Edge イメージが正常にインストールされているかどうかを確認します。
$ rpm-ostree status
結果として、コマンドの出力にはイメージのコミット ID が表示され、正常にインストールされたことが分かります。