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5.9. RHEL システムロールを使用した LVM 論理ボリュームの管理

storage ロールを使用して以下のタスクを実行します。

  • 複数のディスクで設定されるボリュームグループに LVM 論理ボリュームを作成します。
  • 論理ボリューム上に特定のラベルを付けて ext4 ファイルシステムを作成します。
  • ext4 ファイルシステムを永続的にマウントします。

前提条件

  • storage ロールを含む Ansible Playbook がある。

5.9.1. 論理ボリュームを管理する Ansible Playbook の例

本セクションでは、Ansible Playbook の例を紹介します。この Playbook は、storage ロールを適用して、ボリュームグループに LVM 論理ボリュームを作成します。

例5.1 myvg ボリュームグループに mylv 論理ボリュームを作成する Playbook

- hosts: all
  vars:
    storage_pools:
      - name: myvg
        disks:
          - sda
          - sdb
          - sdc
        volumes:
          - name: mylv
            size: 2G
            fs_type: ext4
            mount_point: /mnt/data
  roles:
    - rhel-system-roles.storage
  • myvg ボリュームグループは、次のディスクで設定されます。

    • /dev/sda
    • /dev/sdb
    • /dev/sdc
  • myvg ボリュームグループがすでに存在する場合は、Playbook により論理ボリュームがボリュームグループに追加されます。
  • myvg ボリュームグループが存在しない場合は、Playbook により作成されます。
  • Playbook は、mylv 論理ボリューム上に Ext4 ファイルシステムを作成し、/mnt ファイルシステムを永続的にマウントします。

関連情報

  • /usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md ファイル。

5.9.2. 関連情報