8.2. クラスタータスク

注記

一部のクラスターオプションは Gluster クラスターには適用されません。Red Hat Virtualization で Red Hat Gluster Storage を使用する方法の詳細は、Configuring Red Hat Virtualization with Red Hat Gluster Storage を参照してください。

8.2.1. 新規クラスターの作成

データセンターには複数のクラスターを含めることができ、クラスターには複数のホストを含めることができます。クラスター内のホストすべては、同じ CPU タイプ (Intel または AMD) である必要があります。CPU タイプの最適化を確保するには、クラスターを作成する前にホストを作成することが推奨されます。ただし、Guide Me ボタンを使用してホストを後で設定できます。

新規クラスターの作成

  1. ComputeClusters をクリックします。
  2. New をクリックします。
  3. ドロップダウンリストからクラスターが所属するData Center を選択します。
  4. クラスターの Name および Description を入力します。
  5. Management Network のドロップダウンリストからネットワークを選択して、管理ネットワークロールを割り当てます。
  6. ドロップダウンリストから CPU ArchitectureCPU Type を選択します。クラスターに接続するホストの最小 CPU プロセッサータイプと、CPU プロセッサーファミリーとを一致させることが重要です。そうでないと、ホストが機能しなくなります。

    注記

    Intel タイプおよび AMD CPU タイプの両方の場合、リストされた CPU モデルは、最も古いものから最新の順に論理的に使用されます。CPU モデルが異なるホストがクラスターに含まれる場合は、最も古い CPU モデルを選択します。各 CPU モデルの詳細は、https://access.redhat.com/solutions/634853 を参照してください。

  7. ドロップダウンリストから、クラスターの互換バージョンを選択します。
  8. ドロップダウンリストから Switch Type を選択します。
  9. クラスターのホストに Firewall Type を選択します (iptables または firewalld のいずれか)。

    注記

    iptables は非推奨になりました。

  10. Enable Virt Service または Enable Gluster Service チェックボックスを選択して、クラスターが仮想マシンホストまたは Gluster 対応ノードと共に設定されるかどうかを定義します。
  11. 仮想マシンを Manager からシャットダウンする際に任意の reason フィールドを有効にするようにEnable to set VM maintenance reason のチェックボックスを選択し、管理者がメンテナンスの説明を提供できるようにします。
  12. ホストを Manager からメンテナンスモードにする時に任意の reason フィールドを有効にするようにEnable to set Host maintenance reason のチェックボックスを選択し、管理者がメンテナンスの説明を提供できるようにします。
  13. オプションで /dev/hwrng ソース(外部ハードウェアデバイス) のチェックボックスを選択し、クラスター内のすべてのホストが使用する乱数ジェネレーターデバイスを指定します。/dev/urandom ソース(Linux が提供するデバイス) はデフォルトで有効です。
  14. Optimizationタブをクリックしてクラスターのメモリーページ共有のしきい値を選択し、必要に応じてクラスター内のホストで CPU スレッド処理とメモリーバルーンを有効にします。
  15. Migration Policy タブをクリックして、クラスターの仮想マシン移行ポリシーを定義します。
  16. Scheduling Policy(スケジューリングポリシー) タブをクリックして、スケジューリングポリシーの設定、スケジューラー最適化の設定、クラスター内のホストの信頼できるサービスの有効化、HA Reservation の有効化を行い、カスタムのシリアル番号ポリシーを追加します。
  17. Console タブをクリックしてオプションでグローバル SPICE プロキシーを上書きし (ある場合)、クラスター内のホストの SPICE プロキシーのアドレスを指定します。
  18. Fencing policy タブをクリックして、クラスターでフェンシングを有効または無効にします。また、フェンスオプションを選択します。
  19. MAC Address Poolタブをクリックして、クラスターのデフォルトのプール以外の MAC アドレスプールを指定します。MAC アドレスプールの作成、編集、または削除に関する詳細は、「MAC アドレスプール」 を参照してください。
  20. OK をクリックしてクラスターを作成し、Cluster - Guide Me ウインドウを開きます。
  21. Guide Me ウィンドウには、クラスターに設定する必要のあるエンティティーが一覧表示されます。これらのエンティティーを設定するか、Configure Later ボタンをクリックして設定を延期します。設定を再開するには、クラスターを選択し、More Actions ( moreactions ) をクリックしてから、Guide Me をクリックします。