7.2. ストレージプールマネージャー

Storage Pool Manager(SPM) は、データセンター内のホストのいずれかに渡すロールで、データセンターのストレージドメインを管理できるようにします。SPM エンティティーはデータセンター内の任意のホストで実行できます。Red Hat Virtualization Manager はいずれかのホストにロールを付与します。SPM は標準の操作からホストを事前に設定しません。SPM として実行されているホストは依然として仮想リソースをホストできます。

SPM エンティティーは、ストレージドメイン全体でメタデータを調整することにより、ストレージへのアクセスを制御します。これには、仮想ディスク (イメージ)、スナップショット、およびテンプレートの作成、削除、およびテンプレート、およびスパースブロックデバイス (SAN 上) のストレージの割り当てが含まれます。これは唯一の責任です。メタデータの整合性を確保するために、データセンターの SPM となるホスト 1 つのみです。

Red Hat Virtualization Manager は、SPM が常に利用できることを確認します。SPM ホストがストレージへのアクセスに問題がある場合は、Manager は SPM ロールを別のホストに移動します。SPM が起動すると、これがロールが付与された唯一のホストであることを確認します。したがって、ストレージ中心のリースを取得します。このプロセスには時間がかかる場合があります。