付録G システムアカウント

G.1. システムアカウント

G.1.1. Red Hat Virtualization Manager のユーザーアカウント

rhevm パッケージがインストールされると、Red Hat Virtualization をサポートするために多数のシステムユーザーアカウントが作成されます。各システムユーザーには、デフォルトのユーザー ID (UID) があります。作成されるシステムユーザーアカウントは、以下のとおりです。

  • vdsm ユーザー (UID 36)。NFS ストレージドメインをマウントおよびアクセスするサポートツールに必要です。
  • ovirt ユーザー (UID 108)。ovirt-engine Red Hat JBoss Enterprise Application Platform インスタンスの所有者。
  • ovirt-vmconsole ユーザー (UID 498)ゲストのシリアルコンソールに必要です。

G.1.2. Red Hat Virtualization Manager グループ

rhevm パッケージがインストールされると、Red Hat Virtualization をサポートするために多数のシステムユーザーグループが作成されます。各システムユーザーグループには、デフォルトのグループ ID (GID) があります。作成されるシステムユーザーグループは、以下のとおりです。

  • kvm グループ (GID 36).グループメンバーには以下が含まれます。
  • vdsm ユーザー。
  • ovirt グループ (GID 108).グループメンバーには以下が含まれます。
  • ovirt ユーザー。
  • ovirt-vmconsole グループ (GID 498).グループメンバーには以下が含まれます。
  • ovirt-vmconsole ユーザー。

G.1.3. 仮想化ホストのユーザーアカウント

vdsm および qemu-kvm-rhev パッケージがインストールされると、仮想化ホスト上に多数のシステムユーザーアカウントが作成されます。各システムユーザーには、デフォルトのユーザー ID (UID) があります。作成されるシステムユーザーアカウントは、以下のとおりです。

  • vdsm ユーザー (UID 36)。
  • qemu ユーザー (UID 107).
  • sanlock ユーザー (UID 179).
  • ovirt-vmconsole ユーザー (UID 498)
重要

割り当てられるユーザー ID (UID) およびグループ ID (GID) は、システムによって異なる場合があります。vdsm ユーザーは 36 の UID に固定され、kvm グループは 36 の GID に固定されます。

UID 36 または GID 36 がシステムの別のアカウントで既に使用されている場合は、vdsm および qemu-kvm-rhev パッケージのインストール時に競合が発生します。

G.1.4. 仮想化ホストグループ

vdsm および qemu-kvm-rhev パッケージがインストールされると、仮想化ホスト上に多数のシステムユーザーグループが作成されます。各システムユーザーグループには、デフォルトのグループ ID (GID) があります。作成されるシステムユーザーグループは、以下のとおりです。

  • kvm グループ (GID 36).グループメンバーには以下が含まれます。
  • qemu ユーザー。
  • sanlock ユーザー。
  • qemu グループ (GID 107).グループメンバーには以下が含まれます。
  • vdsm ユーザー。
  • sanlock ユーザー。
  • ovirt-vmconsole グループ (GID 498).グループメンバーには以下が含まれます。
  • ovirt-vmconsole ユーザー。
重要

割り当てられるユーザー ID (UID) およびグループ ID (GID) は、システムによって異なる場合があります。vdsm ユーザーは 36 の UID に固定され、kvm グループは 36 の GID に固定されます。

UID 36 または GID 36 がシステムの別のアカウントで既に使用されている場合は、vdsm および qemu-kvm-rhev パッケージのインストール時に競合が発生します。