Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux
第9章 Pacemaker ルール
構成をより動的にする場合にルールを利用することができます。よくある例の一つとして、就業時間内は
resource-stickiness
に任意の値を設定して最優先の場所に戻されるのを防ぎ、週末など誰もアウテージに気付かない間に別の値を設定します。
これ以外にも、時間に応じて異なる処理グループにマシンを割り当て(ノード属性を使用)、場所の制約を作成する時にその属性を使用する方法もあります。
各ルールには日付の式など各種の式の他、他のルールも含ませることができます。各種の式の結果が
boolean-op
フィールドに応じて処理され、最終的にそのルールが true
または false
どちらの評価になるかが確定されます。ルールが使用された状況に応じて次に起こる動作は異なります。
表9.1 ルールのプロパティ
フィールド | 説明 |
---|---|
role
| |
score
| |
score-attribute
| |
boolean-op
|
9.1. ノード属性の式
ノードで定義される属性に応じてリソースを制御する場合にノード属性の式を使用します。
表9.2 式のプロパティ
フィールド | 説明 |
---|---|
value
| |
attribute
| |
type
| |
operation
|
実行する比較動作、使用できる値:
*
lt - ノード属性の値が value 未満の場合に True
*
gt - ノード属性の値が value を越える場合に True
*
lte - ノード属性の値が value 未満または同等になる場合に True
*
gte - 属性の値が value を越えるまたは同等になる場合に True
*
eq - ノード属性の値が value と同等になる場合に True
*
ne - ノード属性の値が value と同等ではない場合に True
*
defined - ノードに指定属性がある場合に True
|