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第4章 フェンス機能: STONITH の設定

STONITH とは Shoot-The-Other-Node-In-The-Head の略です。問題のあるノードや同時アクセスによるデータ破損を防止します。
ノードが無反応だからと言ってデータにアクセスしていないとは限りません。STONITH を使ってノードを排他処理することが唯一 100% 確実にデータの安全を確保する方法になります。排他処理することによりそのノードを確実にオフラインにしてから、別のノードに対してデータへのアクセスを許可することができます。
STONITH はクラスター化したサービスを停止できない場合にも役に立ちます。このようなことが発生した場合は、STONITH で全ノードを強制的にオフラインにしてからサービスを別の場所で開始すると安全です。

4.1. STONITH (フェンス) エージェント

次のコマンドは利用できる全 STONITH エージェントを表示します。フィルターを指定するとフィルターに一致する STONITH エージェントのみを表示します。
pcs stonith list [filter]