アカウント、サブスクリプション、ユーザー管理ガイド
Red Hat カスタマーポータルの利用者および組織管理者向け
概要
このガイドは、アカウント、ユーザー、サブスクリプションに関するRed Hatカスタマーポータルのガイダンスを、カスタマーサービスの観点から1つのリファレンスにまとめたものです。お客様および組織管理者がRed Hatアカウントの構成、ユーザーの追加と管理方法、サブスクリプションのアクティベーションと更新方法、よくあるアクセス問題のトラブルシューティング方法を理解できるよう作成されています。
情報源の範囲
本ガイドは主に、サブスクリプション、アカウント、ユーザーに関するRed Hatカスタマーサービスの「よくあるご質問」ページを基に作成されています。ガイド内で使用されている用語については、本ガイド付録Aの用語集をご参照ください。
1. カスタマーポータルのアカウントモデル
Red Hatカスタマーポータルアカウントは、組織内のサブスクリプションとユーザーログインIDを関連付けて管理するためのものです。1つのアカウントの下に複数のサブスクリプションと複数のログインIDを持つことができます。
1.1 法人アカウントと個人アカウント
| アカウントの種類 | 主な用途 | 重要なポイント |
|---|---|---|
| 法人 | 組織またはビジネス用途 | 組織のサブスクリプションとシステムを一元管理するために使用します。 |
| 個人 | 個人のシステム | 個人アカウントでは会社情報を登録できません。 |
アカウントの種類は、個人から法人へ、または法人から個人へ変更することはできません。誤った種類で作成した場合は、新しいアカウントならびにログインIDを作成する必要があります。
1.2 アカウントの所有権
- 法人アカウントの会社名は、実際のエンドユーザーおよびサブスクリプションの所有者を表すものである必要があります。
- サードパーティの契約業者、アウトソーシングベンダー、または再販業者がエンドユーザーの会社名の代わりに登録されることは認められません。
- サブスクリプションは実際のエンドユーザーの組織(アカウント)下に登録される必要があり、サードパーティの会社のアカウントへサブスクリプションを移管することは認められていません。
- 会社のメールドメインで新しいログインIDを作成しても、それだけでは会社が所有する既存のサブスクリプションへのアクセス権は付与されません。既存のサブスクリプションへのアクセス権を付与するには、該当のサブスクリプションが登録されているアカウントの下に、ログインIDを作成する必要があります。
1.3 アカウント構造の図解
以下の図は、サブスクリプションがアカウント全体にどのように紐づくか、またそのアカウント内の個々のログインIDが、独立したフラット(階層のない)権限をどのように持つかを示しています。
1.4 アカウント情報の確認・変更
Red Hat カスタマーポータルでは、アカウント情報やセキュリティ設定を確認・管理できます。
- Red Hat カスタマーポータルにログインします。
- 画面右上のユーザーアイコンを選択します。
- アカウント情報を選択し、氏名や連絡先などの個人情報を確認・変更します。
アカウントのセキュリティ — パスワードと2要素認証(2FA)
パスワードの変更や2要素認証の設定は、以下の手順で行います。
- アカウント情報ページから、アカウントのセキュリティ — サインインを選択します。
- 表示されるオプションに従って、パスワードの変更または2要素認証の設定を行います。
注意事項
- Red Hat ログインIDは、作成後に変更できません。
- 会社名の変更を希望される場合は、Red Hat カスタマーサービスまでお問い合わせください。
2. Red Hat ログインIDの作成とアクセス
2.1 既存の会社アカウントへの参加
ユーザーが既存の会社アカウントへのアクセスを必要とする場合、組織管理者はユーザーに代わってログインIDを作成するか、ユーザーが新しいログインIDを作成できるよう招待を送信する必要があります。
カスタマーポータルで独立して作成された単独のアカウントは、自動的に会社の既存のサブスクリプションに関連付けられるわけではありません。
2.2 新しいログインIDの作成
- Red Hat カスタマーポータルを開き、[Register](登録)を選択します。
- Redhatログインを選択し、パスワードを作成します。
- 必要な個人情報を入力します。
- 適切なアカウントの種類を選択します。
- 法人アカウントの場合は、エンドユーザーの英文表記の会社名および連絡先情報を入力します。
- フォームを送信してアカウントを作成します。
- ログインID作成直後に送信されるメールに含まれるリンクをクリックし、メール認証を完了します。
2.3 ログインIDのルールとベストプラクティス
- ログインIDは5~45文字以内で指定してください。なお大文字と小文字は区別されません。
- ログインIDには文字、数字、および
-、_、.、@などのサポートされている記号を使用できます。 - ログインIDは作成後に変更できません。
- ログインIDを他のアカウントに転送したり、関連付けたりすることはできません。
- 削除されたログインIDを再利用または復元することはできません。
- ログインIDとしてメールアドレスを使用できますが、作成後は変更できません。メールアドレス変更後も以前のアドレスがログインIDとして残るため、メールアドレスとは異なるログインIDを選択することを推奨しています。
- 法人アカウントの場合は、エンドユーザーの正式な英語での法人名を使用してください。会社名は英語で45文字以内としてください。
2.4 パスワードと認証
- パスワードは14文字以上である必要があります。
- 小文字、大文字、数字、記号のうち、少なくとも3種類を含める必要があります。
- パスワードに「redhat」や「password」という単語、または英語で使用されるアルファベット以外の文字を含めることはできません。
- Red Hatが直接パスワードをリセットまたは再発行することはできません。パスワードリセットのプロセスをご利用ください。
- メール認証およびパスワードリセットのメッセージは、ログインIDに関連付けられたメールアドレスに送信されます。有効なメールアドレスを入力するようにしてください。
2.5 会社名と表示用会社名
法人ログインIDの会社名を設定する際のベストプラクティス:
- エンドユーザーの正式な法人名を英語で使用してください。
- サブスクリプションやシステムを管理するサードパーティの会社名、または再販業者の名前は使用しないでください。
- 会社名は省略せずに正式名称で記載し、頭字語や略語は避けてください。
- 会社名は英語で45文字以内としてください。
既存アカウントの会社名を変更するには、組織管理者がカスタマーサービスに連絡する必要があります。希望する名称が現在の会社と無関係である、またはアカウントタイプが個人であるなどの場合は、変更できない場合があります。指定された会社名が英語表記ではない場合は、英語に変換のうえ登録されます。
表示用会社名
カスタマーポータルでは、正式な(法的な)会社名とは別に、表示用会社名を入力できます。正式な会社名は英語で入力する必要がありますが、表示用会社名は、サブスクリプション証明書などの項目に、非ラテン文字で会社名を表示するために使用できます。
2.6 自動ユーザー登録(セルフサービス方式のアカウントオンボーディング)
自動ユーザー登録は、2026年5月に導入された機能で、組織管理者からの招待がなくとも、ユーザーが自組織のRed Hatアカウントに参加できるようにするものです。
- この機能を利用するには、まず組織のIDプロバイダーを統合する必要があります。
- 統合が完了すると、そのアカウントの組織管理者は、専用タブから自動ユーザー登録を有効にし、必要に応じて安全なオンボーディングリンクを作成できます。
- その後、IDプロバイダー経由で認証を行ったユーザーは、手動でのログインID作成や招待を必要とせず、自動的に正しいRed Hatアカウントへのアクセス権が付与されます。
- これにより管理業務の負担が軽減され、ユーザーは既存の企業アカウント情報を使ってより迅速にアクセスできるようになります。
3. ユーザー管理と権限
アカウントのユーザーを管理できるのは組織管理者のみです。1つのアカウントには、複数の組織管理者を設定できます。
3.1 新規ユーザーの追加と新規ユーザーの招待の違い
| 方法 | 管理者が行うこと | 重要な条件 |
|---|---|---|
| 新規ユーザーの招待 | ユーザーがアカウントの下で自分のログインIDを作成できるよう、招待を送信します。 | 期限が切れているものも含め、アカウントにサブスクリプションの登録履歴がある必要があります。組織管理者が招待できるユーザー数に、全体の上限はありません。1回の招待につき、最大50件のメールアドレスを入力できます。 |
3.2 ユーザーの招待
- カスタマーポータルからユーザー管理を開きます。
- 新規ユーザーの招待を選択します。
- 招待するメールアドレスを入力します。一度に最大50件のメールアドレスを入力できます。
- 必要なカスタマーポータルのアクセス権限と招待メールの言語を選択します。
- 招待を送信します。成功メッセージが表示されます。
- 招待を受けた人は招待メールを受け取り、その中の一度限り使用可能なリンクを使って新しいログインIDを作成します。
ユーザーが既に別のアカウントの下でログインIDを持っている場合、そのログインIDをアカウント間で転送、統合、または別のアカウントで再利用することはできません。対象アカウント用に新しいログインIDを作成する必要があります。
招待メールを使って新しいログインIDを作成する場合、招待リンクは一度使用すると無効となります。リンクをクリックして表示される登録ページには、会社名とメールアドレスがあらかじめ入力されています。いずれかの項目が空欄の場合は、作業を続行せず新しい招待メールの送信を依頼してください。
3.3 役割と権限
| 権限/役割 | 提供される内容 |
|---|---|
| 組織管理者 | コンテンツ/機能へのフルアクセス、およびユーザーとその権限を管理する機能。 |
| サポートケースの管理 | サポートケースの表示、作成、更新。 |
| ソフトウェアとアップデートのダウンロード | カスタマーポータルからのソフトウェアおよびアップデートのダウンロード。 |
| サブスクリプション情報の表示/更新 | サブスクリプションおよび更新情報の表示。 |
| サブスクリプションの管理 — ユーザーの登録分のみ表示/編集 | そのユーザーが登録したシステムのみを表示または編集できます。 |
| サブスクリプションの管理 — すべて表示 | 変更を加えることなく、アカウントに関連付けられたすべてのシステムを表示します。購買担当者に典型的な権限で、ユーザーがsubscription-manager経由で自らシステムを登録することを防ぐためにも使用されます。 |
| サブスクリプションの管理 — すべて表示/編集 | アカウントに登録されたすべてのシステムおよびアプリケーションを表示・編集します。 |
3.4 サブスクリプションの可視性
カスタマーポータルの権限では、ユーザーのアクセスを特定のサブスクリプションのみに制限することはできません。アクセスの許可・不許可は、アカウント全体のサブスクリプションに対して設定されます。
3.5 無効化と削除の違い
| 操作 | 効果 | 取り消し可能? |
|---|---|---|
| 無効化 | ユーザーはログインできなくなりますが、ログインIDとデータは残ります。 | はい |
| 削除 | ログインIDは完全に削除され、復元も再利用もできません。 | いいえ |
削除はカスタマーポータルのUIからセルフサービスで行うことはできません。ユーザー(無効化の場合は組織管理者)がRed Hat個人データリクエストを提出するか、恒久的に削除するログインIDを明記した署名入りの確認書とともにカスタマーサービスに連絡する必要があります。
組織管理者は他のユーザーのパスワードを変更することはできません。パスワードは各ユーザー自身が管理します。
3.6 Hybrid Cloud Console(HCC)– ユーザーアクセス
Hybrid Cloud Console(HCC)では、ユーザーアクセス/ロールベースアクセス制御(RBAC)を使用して、組織内の各サービスや機能へのアクセスを管理できます。
ユーザーアクセスは、ユーザー、グループ、ロール、権限を使用して管理します。利用できるサービスや機能は、各ユーザーに割り当てられたロールや権限によって異なります。
ユーザーの管理: Settings → Identity & Access Management → User Access → Users
Usersページでは、現在、管理者が以下の操作を行えます。
- 組織へのアクセス権を持つユーザーを確認する。
- 新しいユーザーを組織に招待する。
- ユーザーを適切なグループやロールに割り当て、アクセス権を管理する。
- HCCサービスへのアクセスに問題がある場合、ユーザーのアクセス設定を確認する。
Organization Administratorは、ユーザーおよび組織のアクセス権を管理できます。また、User Accessを管理する必要があるユーザーには、User Access Administratorロールを割り当てることもできます。
特定のHCCサービスや機能にアクセスできない場合は、組織の管理者に連絡し、グループメンバーシップ、ロール、権限を確認してもらってください。
Customer PortalとHybrid Cloud Console(HCC)では、異なる権限モデルが使用されています。以前はUser Group and Access Control(UGC)アプリケーションでユーザー管理を行っていましたが、現在はHCCへの移行が進められています。そのため、Customer Portalで付与されているアクセス権や権限が、HCCでも同じように適用されるとは限りません。
このセクションは、HCCのUser Accessに関する追加機能や変更が利用可能になった際に更新します。
4. サブスクリプションのアクティベーションとステータス
Red Hatサブスクリプションは、カスタマーポータルを通じてRed Hatソフトウェア、アップデート、セキュリティパッチ、サポートリソースへのアクセスを提供します。ソフトウェアのダウンロードやサポート対象のシステム管理などのサポートサービスを利用するには、サブスクリプションがアクティブである必要があります。
4.1 OEMサブスクリプションのアクティベーション
- OEMハードウェアベンダー経由で購入したサブスクリプションは、使用前にアクティベーションが必要な場合があります。
- 一部のOEMサブスクリプションでは、16桁のサブスクリプションアクティベーション番号が使用されます。
- DELLサービスタグを使用したアクティベーションについては、このページをご参照ください。
- 新規のHPE購入ではOrder Connectionプロセスが必要です。HPEポータルでEntitlement Order Number(EON)をアクティベートしてから、Order Connectionリンクを使用して注文を適切なRed Hatアカウントに接続してください。
- 北米地域にてRed Hatから直接購入、またはredhat.com経由で購入したサブスクリプションでは、このOEMアクティベーション手順は不要です。
- アクティベーションは通常、お客様の責任で行っていただきます。
4.2 16桁のアクティベーション番号による新規アクティベーション
- カスタマーポータルにログインします。
- サブスクリプションアクティベーションツールを開きます。
- [新しいサブスクリプションを開始]を選択します。
- サブスクリプションの開始日と終了日を確認します。
- アクティベーションを送信します。
アクティベーションは通常30分以内に完了します。同期処理中は、サブスクリプションの有効期間が一時的に約2週間と表示される場合があります。
これらのサブスクリプションには、サブスクリプション番号のみが割り当てられます。契約番号は提供されず、契約番号のフィールドには「Not Available」と表示されます。
4.3 サブスクリプションのステータス
| ステータス | 意味 | 想定される内容 |
|---|---|---|
| Future Dated(将来日付) | サブスクリプションの開始日が将来のため、現時点ではご利用いただけません。 | 開始日の米国東部時間00:00(深夜)に自動的にActive(アクティブ)になります。 |
| Active(アクティブ) | サブスクリプションが開始日に達しており、使用可能です。 | 該当するダウンロード、システム、サービスに使用できます。 |
| Recently Expired(最近失効) | サブスクリプションが失効しています。 | 失効後30日間、詳細情報が表示されたままになります。 |
開始時刻
Red Hatサブスクリプションの開始時刻は、開始日の米国東部標準時00:00を基準とします。Future Dated(将来日付)のサブスクリプションは、通常その時刻に達すると自動的にActive(アクティブ)に変わります。
4.4 契約番号とサブスクリプション証明書
一部のサブスクリプションでは契約番号が発行されず、サブスクリプション一覧に「Not Available」と表示されます:
- Red Hat Developer Subscription for Individualsやベータアクセスなど、自動割り当てされる無償サブスクリプションでは、契約番号は発行されず、サブスクリプション番号のみが発行されます。
- DELLサービスタグ、16桁のサブスクリプションアクティベーション番号を使用してアクティベートされたサブスクリプション、または2025年1月16日以降にHPEより新規購入されたサブスクリプションでは、契約番号ではなくサブスクリプション番号のみが発行されます。これはサブスクリプションの利用には影響しません。
- これらのサブスクリプションでは、サブスクリプション確認(注文完了)メールは送信されません。
Red Hatサブスクリプション証明書は、サブスクリプションの権利内容の詳細(アカウント名、製品名、契約/サブスクリプション番号、数量、サービス期間)を記載したダウンロード可能なPDFフォーマットの記録で、一般的に権利の証明として使用されます。ダウンロードは、サブスクリプション一覧ページでサブスクリプション番号を選択し、[Paper Certificate]の下の[Download]を選択することで行えます。
5. サブスクリプションの更新
更新手続きは、サブスクリプションの購入方法によって異なります。お客様は、購入経路(Red Hat Store、OEM、リセラー/ディストリビューター、Red Hatからの直接購入)に応じた更新方法をご利用ください。
以下の各セクションでは、サブスクリプションの種類ごとの更新手順と注意事項をご案内します。
5.1 Webストアのサブスクリプション
- オンラインで更新できるのは、最初にRed Hat Store(オンラインストア)で購入したサブスクリプションのみです。
- オンラインストアで購入したサブスクリプションは、更新可能期間(失効日の120日前から失効後30日まで)であれば、オンラインで更新できます。
- この期間を過ぎると、新規購入が必要になります。
- 製品や数量の変更が必要な場合は、通常の更新フローではなく、Red Hat 営業担当にご連絡ください。
5.2 OEMサブスクリプションの更新
- OEMサブスクリプションの更新をご希望の場合は、購入元ハードウェアベンダーにお問い合わせください。
- 16桁のアクティベーション番号をお持ちの場合、カスタマーポータルのアクティベーションフローを使用して既存のサブスクリプションを更新できます。
- 更新開始日は、選択したサブスクリプションの終了日の翌日とする必要があります。
- 更新されたサブスクリプションは、開始日到来までFuture Dated(将来日付)として表示される場合があります。
5.3 個人向けデベロッパーサブスクリプション
- 個人向けデベロッパーサブスクリプションは、失効の30日前から更新できます。
- 更新/再登録の手順を記載したリマインダーメールが、失効の30日前と失効当日に送信されます。
- 上述の期間内に更新ができなかった場合には、developers.redhat.com/d4i-renewalの再登録フローをご利用ください。
- 個人向けデベロッパーサブスクリプションはトライアルベースにて提供されるため、アカウントからキャンセル/終了/削除することはできません。失効するまでそのままにしておくことができます。
5.4 リセラー/ディストリビューター経由の更新
- Red Hatのリセラーまたはディストリビューター経由で購入したサブスクリプションは、原則として購入時と同じリセラーまたはディストリビューターを通じて更新してください。
- 更新方法、価格、数量、製品変更の必要性などについては、リセラーまたはディストリビューターへお問い合わせください。
- リセラーまたはディストリビューター経由のサブスクリプションは、通常のRed Hat Storeオンライン更新フローでは更新できません。
5.5 Red Hatからの直接購入
- Red Hatから直接購入したサブスクリプションについては、更新方法についてRed Hatの担当営業またはRed Hat Salesへお問い合わせください。
- Red Hat Storeでのオンライン更新対象外となる、Red Hatから直接購入したサブスクリプションも含まれます。
- 更新時には、製品、数量、サブスクリプション期間などを変更できる場合があります。
5.6 失効したサブスクリプション
30日間の表示
失効後、サブスクリプションの詳細は「Recently Expired(最近失効)」の下に30日間表示されたままとなります。30日を過ぎると、カスタマーポータルでは詳細が確認できなくなるため、詳細情報が必要な場合はカスタマーサービスにご連絡ください。
6. サブスクリプションの表示、移管、および所有権
6.1 カスタマーポータルにサブスクリプションが表示されない理由
- サブスクリプションが別のアカウント番号に属している可能性があります。
- ご利用のログインIDにサブスクリプションを表示する権限が付与されていない可能性があります。
- ユーザーが複数のログインIDを持っており、誤ったログインIDを使用している可能性があります。
- サブスクリプションがFuture Dated(将来日付)であるにもかかわらず、ユーザーがActive(アクティブ)タブを表示している可能性があります。
- 会社ドメインのログインIDというだけでは、会社のサブスクリプションへのアクセス権は付与されません。
6.2 サブスクリプションの移管
- サブスクリプションは実際のエンドユーザーの組織アカウントの下に置かれる必要があります。
- 別のサードパーティの会社アカウントにサブスクリプションを移管することは認められていません。
- 製品トライアル、ベータアクセス、個人向けデベロッパーサブスクリプションなどの無償提供物は、他のアカウントへの移管対象にはなりません。
- ログインID、サポートケース、システムプロファイルも他のアカウントに移管することはできません。
- 失効したサブスクリプションは移管できません。現在Active(アクティブ)またはFuture Dated(将来日付)のサブスクリプションのみが対象となります。
- 法人アカウントから個人アカウントへサブスクリプションを移管することはできません。同じ会社名で新しい法人アカウントを作成する必要があります。
6.3 契約業者またはアウトソーシングによるアクセス
契約業者またはアウトソーシングベンダーは、エンドユーザーのアカウントの下で作成されたログインID、または組織管理者から送信された招待を通じてアクセス権を取得することで、エンドユーザーに代わってサブスクリプションを管理できます。サブスクリプション自体はエンドユーザーのアカウントの下に登録したままとなる必要があります。
6.4 別法人への移管(アサインメント・トランスファー(譲渡))
2つの完全に別個の独立した会社・法人(例えば買収や事業譲渡の後など)の間でサブスクリプションを移動する場合は、通常の移管リクエストではなく、正式なアサインメント・トランスファーの手続きを行います。
- カスタマーサービスよりアサインメントレターが送付されます。このレターは譲渡の両当事者が署名する必要があります。
- 両当事者が署名したレターをRed Hatで受領後、Red Hat 法務部門ならびに財務部門にて譲渡可否の審査を行います。
- 譲渡が承認されると、アサインメント・トランスファーの処理が行われます。
署名済みのアサインメントレターを受領した日より、本プロセスの完了まで10営業日ほどかかる場合があります。各アカウントの承認された署名者の氏名、役職、連絡先情報、各会社の所在地、および移管対象のサブスクリプションの数量と契約(コントラクト)番号をあらかじめご用意ください。
7. アカウントへのアクセスに関するよくある質問・トラブルシューティング
会社のメールアドレスでアカウントを作成しましたが、会社のサブスクリプションが表示されません。
既存のアカウントとは別に、新規に単独のアカウントが作成されています。会社の組織管理者に、新しいログインIDの作成または招待の送信を依頼してください。
サポートケースを作成できません。
アカウントにダイレクトサポートエンタイトルメントが付与されているサブスクリプションが登録されているか、またログインIDに[サポートケースの管理]権限が付与されているかどうかを確認してください。
ログインはできますが、ソフトウェアをダウンロードできません。
ログインIDに[ソフトウェアとアップデートのダウンロード]権限が付与されていないか、アカウントに製品のダウンロードに必要なアクティブなサブスクリプションが登録されていない可能性があります。
サブスクリプション契約は本日開始ですが、カスタマーポータルではまだ “Future Dated (将来の日付)” と表示されます。
サブスクリプションは米国東部標準時(EST)を基準にのアクティベーションされますので、開始時刻になるまでお待ちください。開始時刻をすぎてもステータスが “Future Dated (将来の日付)” のままとなる場合は、カスタマーサービスまでご連絡ください。
アクティベーション後、サブスクリプションの有効期間が約2週間と表示されます。
サブスクリプションの登録情報がまだ同期中である可能性があります。同期には時間がかかりますので、開始予定時刻より1時間以上経過しても有効期間の表示が正しくない場合は、カスタマーサービスにご連絡ください。
ログインIDが分かりません。
カスタマーポータルのログインページよりForgot your login(ログインをお忘れですか)を使用してください。メールアドレスに関連付けられたログインIDのリストがメールで送信されます。
複数のログインIDを使用していますが、意図したものとは異なるサブスクリプションが表示されます。
Red Hatのサイトではクッキーを使用しています。目的のログインIDでログインする前に、別のブラウザや、シークレット/プライベートセッションを使用するか、ブラウザの履歴を消去してから再度アクセスをお試しください。
組織管理者が退職したため、アカウントにアクセスできません。
カスタマーサービスに連絡し、組織管理者権限の引き継ぎについてサポートを依頼してください。
登録されている他のユーザーの氏名や住所を変更する必要があります。
組織管理者は他のユーザーの氏名、電話番号、物理的な住所を更新することはできません。メールアドレス、役職、部署、言語、タイムゾーンは更新することができます。
クローズ済みのサポートケースが表示されません。
これは通常、次のいずれかが原因です。アカウントに現在サポートを受ける権利のある有効なサブスクリプションが登録されていない場合、ログインIDにサポートケースの管理権限が付与されていない場合、またはケースが保存期間を過ぎている場合です。クローズ済みのサポートケースは、クローズ日からおよそ3年間表示することが可能です。それより古いケースの閲覧が必要になる可能性がある場合は、ご自身で記録を保管してください。
組織管理者は私のパスワードをリセットできますか?
いいえ。パスワードは各ユーザー自身が管理しており、組織管理者が他のユーザーのパスワードを変更することはできません。
アカウントにExport Hold (輸出保留) のメッセージが表示されます。
Export Hold (輸出保留)は通常、ログインID作成時に入力された個人または会社の住所情報が不完全または無効であることなどが原因です。登録情報を修正するか、保留が解除されない場合はカスタマーサービスまでご連絡ください。
8. カスタマーサービス:お問い合わせのタイミングと方法
カスタマーサービスは、アカウント、ログイン、サブスクリプション、権利管理に関する多くの質問に対応する適切な窓口です。技術的な製品の問題については、サブスクリプションにサポートエンタイトルメントが含まれていることをご確認の上、適切なRed Hat サポートのプロセスをご利用ください。
8.1 提供すべき情報
- Red Hat ログインID
- アカウント番号 (わかる場合)
- サブスクリプション番号または契約番号 (わかる場合)
- 関連する場合は注文情報またはアクティベーション情報
- エラーメッセージのスクリーンショット
- 期待していた内容と実際に発生した内容の簡潔な説明
- 該当するサブスクリプションのサブスクリプション証明書のダウンロード (お持ちの場合)
8.2 カスタマーサービスへのよくあるお問い合わせ内容
- 正しいアカウントまたは組織管理者を特定できない
- 想定しているアカウントの下にサブスクリプションが表示されない
- サブスクリプションのアクティベーションまたは同期の問題
- アカウントの関連付けまたは権利情報の誤り
- ログインIDまたはアカウント管理の問題
- 組織管理者権限の引き継ぎリクエスト
- 30日間の Recently Expired (最近期限切れになった) 期間を過ぎた後の過去のサブスクリプション情報が必要な場合
- 別法人間でのアサインメント・トランスファー
製品固有の技術的な問題については、サブスクリプションがサポートを提供している場合、Red Hat サポートのプロセスをご利用ください。サポートケースを作成するには、適切なサポート権利を持つ有効なサブスクリプションが必要です。
9. クイックリファレンス
| 質問 | 最初の確認事項 | 次のアクション |
|---|---|---|
| 会社で購入したサブスクリプションが見えますか? | 正しい会社のログインID/アカウントを使用していますか? | 組織管理者に正しいログインIDの作成または招待を依頼してください (または自動ユーザー登録が有効かどうかを確認してください)。 |
| ログインIDを移動できますか? | ログインIDはアカウント固有のものです。 | 対象アカウントの下で新しいログインIDを作成してください。 |
| サブスクリプションをベンダーに移管できますか? | サブスクリプションの所有権はエンドユーザーに属している必要があります。 | 代わりに、エンドユーザーのアカウントへのアクセス権をベンダーに付与してください。 |
| アカウントにユーザーを招待できますか? | あなたは組織管理者ですか?また契約番号のある有効なサブスクリプションはありますか? | [ユーザー管理] > [新規ユーザーの招待]を使用してください。 |
| ユーザーのアクセスを1つのサブスクリプションのみに制限できますか? | カスタマーポータルはサブスクリプション単位でのアクセス制御をサポートしていません。 | 関連するアカウントレベルの権限を付与または削除してください。 |
| サブスクリプションがFuture Dated (将来の日付) のままです | サブスクリプションの開始日/時刻を確認してください。 | 米国東部標準時00:00時の開始時刻をお待ちください。 |
| 失効したサブスクリプションが表示されない | 失効から30日以上経過していますか? | 過去の詳細情報についてはカスタマーサービスにお問い合わせください。 |
| アカウントのタイプ(種類)が誤っている | 個人か法人か。 | 正しいアカウントタイプで新しいログインIDを作成してください。 |
| サブスクリプションの権利証明書が必要 | サブスクリプションの正式な記録が必要ですか? | サブスクリプション一覧からサブスクリプション証明書をダウンロードしてください。 |
| サブスクリプションを別の会社に移管する | 同一の法人内か、別の法人か? | 同一法人の場合: 通常の移管リクエスト。別法人の場合: カスタマーサービスを通してのアサインメント・トランスファー。 |
付録A. カスタマーサービス用語集
- サブスクリプション
- カスタマーポータルを通じて、Red Hat ソフトウェア、アップデート、セキュリティパッチ、サポートリソースへのアクセスを提供する権利。
- サブスクリプション・アクティベーション
- 購入したサブスクリプションをカスタマーポータルで使用可能にするプロセス。
- アクティブなサブスクリプション
- 開始日に達しており、対象サービスをすべて使用できるサブスクリプション。
- Future Dated(将来日付)
- 開始日がまだ到来していないサブスクリプション。開始日に達すると自動的にアクティブになります。
- エンタイトルメント(権利)
- サブスクリプションによって付与される権利で、システムでRed Hat のソフトウェアやサービスを利用できるようにするもの。
- アカウント
- サブスクリプションやユーザーログイン ID をまとめて管理する単位。
- アカウント番号
- 組織アカウントに割り当てられる一意の識別子で、サブスクリプションとユーザーの関連付けに使用されます。
- 組織管理者
- アカウントで最も高い権限を持つユーザーで、ユーザーおよびアクセス権限を管理できます。
- ログインID(ユーザー名)
- Red Hat カスタマーポータルにアクセスするために使用される個々のID。
- ユーザー権限
- アカウント内でユーザーが表示・実行できるタスクを定義する設定。
- ユーザー招待
- 組織管理者が、アカウント下でログインIDを作成するようユーザーを招待するプロセス。
- ユーザーの無効化
- ログインIDを保持したままユーザーのアクセスを無効にすること。後で再度有効化することができます。
- ユーザーの削除
- ログインIDを完全に削除すること。削除後は復元も再利用もできません。
- サブスクリプションの可視性
- アカウントの関連付けとユーザー権限に基づく、サブスクリプションへのアクセス。
- 16桁のサブスクリプション・アクティベーション番号
- 特定のOEM サブスクリプションのアクティベーションまたは更新プロセスで使用される一回限りのコード。
- 自動ユーザー登録
- 2026年5月より導入されたセルフサービス方式のオンボーディング機能で、統合されたIDプロバイダーを通じて、手動での招待なしにユーザーへ自動的にアカウントアクセス権を付与します。
- 表示用会社名
- 正式な (法的な) 会社名と併せてカスタマーポータルに表示される任意の表示名。サブスクリプション証明書などの項目で使用されます。
- Export Hold (輸出保留)
- 通常、個人または会社の住所情報が不完全または無効であることなどが原因でアカウントに課される制限で、ソフトウェアのダウンロードがブロックされる場合があります。
- サブスクリプション証明書
- サブスクリプションの権利内容の詳細を記載した、ダウンロード可能なPDF形式の記録。権利の証明として使用されます。
- アサインメント・トランスファー
- 2つの別個の法人間でサブスクリプションを移管するために使用される、署名されたレターによる正式な手続き。
付録B. カスタマーサービス FAQ ページ
- アカウント管理に関するよくあるご質問 https://access.redhat.com/ja/articles/customer-service-accounts
- サブスクリプションに関するよくあるご質問 https://access.redhat.com/ja/articles/customer-service-subscriptions
- ユーザー管理に関するよくあるご質問 https://access.redhat.com/ja/articles/customer-service-users