2.3. GFS2 での SELinux

GFS2 で Security Enhanced Linux (SELinux) を使用すると、パフォーマンスが多少低下します。これを回避するには、強制モードで SELinux を動作させているシステム上であっても、GFS2 で SELinux を使用するべきではありません。GFS2 ファイルシステムをマウントする場合は、man ページの mount(8) で説明されているように context オプションのいずれかを使用して SELinux が各ファイルシステムオブジェクトの seclabel 要素の読み取りを試行しないようにしてください。SELinuxは、ファイルシステムのすべての内容が、context マウントオプションによる seclabel 要素でラベル付けされると想定します。また、これにより、seclabel 要素を含む拡張属性ブロックの別のディスク読み取りが回避され、処理が高速化されます。

たとえば、SELinux が強制モードになっているシステムで、ファイルシステムに Apache コンテンツが含まれる場合は、次の mount コマンドを使用して GFS2 ファイルシステムをマウントできます。このラベルはファイルシステム全体に適用されます。メモリー内に残り、ディスクには書き込まれません。

# mount -t gfs2 -o context=system_u:object_r:httpd_sys_content_t:s0 /dev/mapper/xyz/mnt/gfs2

ファイルシステムに Apache のコンテンツが含まれるかどうかわからない場合は、public_content_rw_t ラベルまたは public_content_t ラベルを使用するか、新しいラベルを定義し、それに関するポリシーを定義できます。

Pacemaker クラスターでは、GFS2 ファイルシステムの管理には常に Pacemaker を使用する必要があります。GFS2 ファイルシステムリソースを作成する際にマウントオプションを指定できます。