2.2. VFS チューニングオプション: リサーチと実験

すべての Linux ファイルシステムと同様に、GFS2 は仮想ファイルシステム (VFS) と呼ばれるレイヤーの上にあります。VFS は多くのワークロードに対するキャッシュ設定に適したデフォルトを提供しますが、ほとんどの場合で変更する必要はありません。ただし、効率的に実行していないワークロードがある場合 (たとえば、キャッシュが大きすぎる、あるいは小すぎる場合など) は、sysctl(8) コマンドを使用して /proc/sys/vm ディレクトリーの sysctl ファイルの値を調整することでパフォーマンスを向上できます。ファイルのドキュメンテーションは、カーネルソースツリーの Document/sysctl/vm.txt で参照できます。

たとえば、dirty_background_ratio および vfs_cache_pressure の値は、状況に応じて調整できます。現在の値を取得するには、次のコマンドを使用します。

# sysctl -n vm.dirty_background_ratio
# sysctl -n vm.vfs_cache_pressure

次のコマンドは、値を調整します。

# sysctl -w vm.dirty_background_ratio=20
# sysctl -w vm.vfs_cache_pressure=500

/etc/sysctl.conf ファイルを編集すると、このパラメーター値を永久的に変更できます。

ユースケースに応じた最適な値を見つけるには、完全な実稼働環境にデプロイする前に、さまざまな VFS オプションをリサーチして、テスト用クラスター上で実験を行ってください。