Red Hat Ansible Tower のライフサイクル

Ansible Automation Platform の一部として Tower をお使いのお客様は、こちら に記載のライフサイクルに従う必要があります。どちらのライセンスを購入しているか不明な場合は、担当のアカウントチームにお問い合わせください。

概要

Red Hat Ansible Automation Platform サブスクリプションの一環として、お客様は Ansible Tower のサポート対象バージョンにアクセスできます。Red Hat は Ansible Tower の公開された製品ライフサイクルを提供しています。これにより、お客様およびパートナーの皆様は、Automation Platform で使用するオンプレミス自動クラスターの計画、導入、サポートおよび保守を適切に行えます。

このライフサイクルは、Ansible Tower の各バージョン (3.4 または 3.7 など) の一定期間を対象としています。Tower の各バージョンのライフサイクルは、複数の運用フェーズに分かれており、最初のリリース日から一定期間にわたってさまざまなメンテナンスレベルでサポートします。Tower の複数バージョンが常にサポートされますが、このライフサイクルは Tower の特定バージョン (3.4、3.5、3.6 など) にそれぞれ適用され、2.x または 3.x などのメジャーバージョン全体には適用されないことに留意してください。

お客様には、Ansible Tower の環境を同製品のサポートされている最新バージョンに適宜アップグレードすることをお勧めします。セキュリティーリスクの高いものに関する例外の可能性を除けば、バグ修正や機能拡張は製品の最新バージョンのみが対象になります。

ライフサイクルの日付

Ansible Tower のライフサイクル

対象範囲

サポートは Red Hat Enterprise Agreement の Appendix 1 で公開されている対象範囲に従って提供されます。

Red Hat のエンタープライズ製品が備える高い安定性を維持しつつ、新たなテクノロジーの迅速な採用を促進するため、Red Hat Ansible Tower の製品ライフサイクルは、以下に説明されているように 3 つのメンテナンスフェーズに分けられます。

運用フェーズ

フルサポートフェーズ

フルサポートフェーズで、Red Hat は以下を提供します。

  • 評価済みの影響度が「重大」および「重要」のセキュリティー修正
  • 優先度が「緊急」および「高」のバグ修正
  • 機能拡張した一部のソフトウェア機能

これはサブマイナーリリースの形で提供されます。

Ansible Tower のリリースは、初期リリース後の 6 カ月間、フルサポートフェーズでサポートされます。

メンテナンスサポート 1 フェーズ

メンテナンスサポート 1 フェーズで、Red Hat は以下を提供します。

  • 評価済みの影響度が「重大」のセキュリティー修正
  • 優先度が「緊急」のバグ修正

これらの修正はサブマイナーリリースの形で提供されます。

Ansible Tower のリリースは、フルサポートフェーズ終了後の 6 カ月間、メンテナンスサポート 1 フェーズでサポートされます。

メンテナンスサポート 2 フェーズ

メンテナンスサポート 2 フェーズで、Red Hat は以下を提供します。

  • 評価済みの影響度が「重大」のセキュリティー修正

これらの修正はサブマイナーリリースの形で提供されます。

Ansible Tower のリリースは、メンテナンスサポート 1 フェーズ終了後の 6 カ月間はメンテナンスサポート 2 フェーズでサポートされ、その後はライフサイクル終了 (EOL) となります。

すべての更新は、Red Hat の判断により提供されます。

Ansible Automation (Core) のサポートについての詳細は、こちら を参照してください。

サマリー

サポート対象 サポート対象外
インストール データベースの複製/フェイルオーバー、お客様提供のデータベース
アップグレード Tower と統合された外部アプリケーション (Splunk、Okta など)
バックアップ/復元 Ansible Engine のエンタイトルメントなしの Playbook の問題*
設定 カスタム API 統合
使用方法 (API と UI) カスタムのインベントリースクリプトおよび認証情報
操作 Ansible Tower のカスタム設定

*失敗Tower で失敗した場合は除く