Red Hat Satellite の製品ライフサイクル
目次
概要
Red Hat は、Red Hat Satellite サーバー (Satellite) とそれに関連するフェデレーション対応コンポーネントである Red Hat Satellite Capsule Server (Capsule) の公開された製品ライフサイクルを提供し、顧客とパートナーが効果的に Red Hat インフラストラクチャーの計画、展開、管理、サポートを行えるようにします。
Red Hat Satellite のライフサイクル (メジャーバージョンごとに規定されている期間をすべて含む) は、最初のリリース日または一般提供 (GA) から保守終了 (EOL) までの実稼働フェーズに分割された、さまざまなメンテナンスレベルを特定します。
運用フェーズでは、X.Y バージョンの Satellite を参照していますが、製品の複数の X.Y バージョンが同時にサポートされる場合があります。以下の N-2 サポートポリシーのイメージを参照してください。Red Hat Satellite サポートポリシーに従って、古い「マイナー」(.Y 部分で表される) バージョンが段階的に廃止される可能性があるため、お客様は、Satellite および Capsule サーバーを最新のサポートバージョンに適時にアップグレードすることをお勧めします。セキュリティーリスクの高いものに関する例外の可能性を除けば、バグ修正や機能拡張は製品の最新バージョンのみが対象になります。
Red Hat Satellite サポートポリシー
注意事項:- サポートポリシーは N-2 として定義されます。N は Satellite の最新 ".Y" (マイナー) リリースです。つまり、現在のバージョンとそれ以前のバージョン 2 つが同じ時間枠内で同時にサポートされます。N-2 は、N-2 バージョンが正式にサポートされている場合にのみサポートされます。
- アップグレード中、Capsule には N-1 サポートポリシーが適用されます。つまり、直前の (.Y) バージョンと現在のバージョンの Satellite Server を実行している Capsule がサポートされます。
- バージョンがライフサイクルの終了 (EOL) に達した場合に引き続きリポジトリーの同期は可能ですが、Satellite を完全にサポートされているバージョンにアップグレードする場合の問題以外の技術サポートは提供されません。
- Red Hat Satellite のライフサイクルとリリースは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) の 製品ライフサイクル とは無関係であることに注意してください。
- EUS は、Red Hat Satellite 6.16 以降の一部のバージョンでのみ適用できます。
Satellite のソフトウェア更新は、エラータアドバイザリーで提供されます。エラータは、個別にリリースすることも、必要に応じて Z-Stream (X.Y.Z) の形式で集約することも、マイナーリリースとして集約することもできます。エラータには、該当の Satellite リリースおよびアーキテクチャーで認定されたセキュリティー修正やバグ修正、および機能拡張が含まれます。セキュリティーのエラータと緊急バグ修正のエラータの場合は、エラータアドバイザリーとは別にリリースされる場合もあります。
Z-streams は、以下の Red Hat Satellite ライフサイクル日付の表に記載されているように、GA からフルサポートの終了日までの特定の Satellite マイナーリリースのフルサポートフェーズ中に配信されることを目標としています。
ライフサイクルフェーズ
フルサポート
Satellite バージョンが一般提供 (GA) に達すると、フルサポートフェーズに入ります。フルサポートフェーズでは、Red Hat が定義する影響度が「重大」および「重要」のセキュリティーアドバイザリー (RHSA) と、優先度が「緊急」および一部 (判断は Red Hat による) の「高」のバグ修正アドバイザリー (RHBA) が、利用可能になり次第リリースされます。その他の優先度の低いエラータアドバイザリーは、必要に応じて提供されます。さらに、新規または改善されたハードウェアサポートおよびいくつかのソフトウェア機能強化は、Red Hat の判断で提供される場合があります。Satellite Z-Streams リリースは、フルサポートフェーズでのみ利用できます。
メンテナンスサポート
メンテナンスサポートフェーズでは、評価済みの影響度が「重大」および「重要」のセキュリティーエラータアドバイザリー (RHSA) と、優先度が「緊急」および一部の「高」のバグ修正エラータアドバイザリー (RHBA) が、利用可能になるとリリースされます。その他のバグ修正 (RHBA) および機能強化 (RHEA) エラータアドバイザリーは、Red Hat の判断でリリースされる場合がありますが、必ずしもリリースされるとは限りません。
Extended Update Support アドオン
一部の Satellite バージョン (バージョン 6.16 以降) では、メンテナンスサポートフェーズの終了後 1 年間、オプションの有料アドオンとして Extended Update Support (EUS) フェーズを適用できます。EUS フェーズでは、Red Hat が定義する影響度が「重大」および「重要」のセキュリティーアドバイザリー (RHSA) と、優先度が「緊急」および一部のバグ修正アドバイザリー (RHBA) が、利用可能になり次第リリースされます。その他のバグ修正 (RHBA) および機能強化 (RHEA) エラータアドバイザリーは、Red Hat の判断でリリースされる場合がありますが、必ずしもリリースされるとは限りません。
Red Hat は、Extended Update Support フェーズ中も引き続き Satellite Z-Streams リリースを提供します。 これにより、EUS リポジトリーの更新と修正の周期が予測可能になります。EUS の詳細は、Red Hat Satellite Extended Update Support (EUS) Offering Overview + FAQ を参照してください。購入方法の詳細は、Red Hat の営業担当者にお問い合わせください。
ライフサイクル終了 (EOL)
バージョンがメンテナンスサポートフェーズの終了に達すると、ライフサイクルの終了 (EOL) マイルストーンに入ります。このマイルストーンでは、これらのバージョンのエラータやソフトウェアの更新は提供されません。また、リポジトリーを同期することはできますが、完全にサポートされているバージョンへの Satellite アップグレードの問題以外、技術サポートは提供されません。お客様が引き続き適切なテクニカルサポートを受けるには、完全にサポートされている Red Hat Satellite および Capsule バージョンにアップグレードする必要があります。
Satellite 6 システムをアップグレードする方法の詳細については、Red Hat Satellite Upgrade Helper を参照してください。アップグレードのサポートについては、Red Hat テクニカルサポート にご連絡ください。
ライフサイクルの日付
Satellite 製品のライフサイクルは、各メジャーリリース内での変更レベルを抑え、予測可能性を高め、メンテナンス費用を下げるように設計されています。リリースされたすべてのエラータには、有効なサブスクリプションによりライフサイクル期間中はアクセスできます。Red Hat は、可能な限りの透明性を実現するためにこのライフサイクルを公開していますが、問題が発生した場合はこれらのポリシーに例外を設ける場合もあります。
Red Hat Satellite の対象範囲
サポートは、公開された Satellite の 対象範囲 に従って提供されます。Red Hat のエンタープライズ製品が備える高い安定性を維持しつつ、新たなエンタープライズハードウェアおよびソフトウェアの迅速な採用を促進するため、Red Hat Satellite 6 製品のライフサイクルは、以下に記載する 3 つメンテナンスフェーズに分けられます。
仮想化
Red Hat では、サポート対象の製品ライフサイクル内で、新しいバージョンの Red Hat Enterprise Linux 上で仮想化ゲストとして実行される Red Hat Satellite サーバーのバージョンをサポートします。ただし、サポート対象となるには、ゲストとホストの両方のバージョンに利用可能となっている最新のエラータが適用されていることが条件となります。
Certified Hypervisors and Guest Operating Systems in Red Hat OpenStack Platform, Red Hat Virtualization, Red Hat OpenShift Virtualization, and Red Hat Enterprise Linux with KVM には、オペレーティングシステム、バージョン、ハードウェアアーキテクチャーのサポート対象の組み合わせについて詳細を記載しています。
依存するソフトウェア
Red Hat Satellite サーバーは、機能を有効にしたり、基礎となるプラットフォームの一部として機能するソフトウェアに依存している場合があります。このようなソフトウェア (例: Oracle、Red Hat Enterprise Linux) では、製品サポートライフサイクルが随時リリースされる場合があります。これらのソフトウェアの標準の製品ライフサイクルが終了すると (例: Red Hat Enterprise Linux の場合はメンテナンスサポート 2 の終了時)、お客様は最新バージョンの Satellite へのアップグレードが必要となります。たとえば、Red Hat Enterprise Linux の延長ライフフェーズや延長ライフサイクルサポート (ELS) は、標準の製品ライフサイクルフェーズとはみなされず、Satellite または Proxy のサポート対象外のプラットフォームとなる可能性があります。
satellite maintenance リポジトリーは satellite-clone ツールで使用される Red Hat Ansible パッケージを提供します。これらのパッケージは satellite-clone ツールでの使用のみサポートされています。このリポジトリーのこれらのパッケージのその他の使用については、Satellite のサブスクリプションではサポートされません。
クライアントシステム
Red Hat Satellite サーバーは、既存のサポート対象製品用のシステム管理プラットフォームです。フルサポートフェーズ、メンテナンスサポートフェーズ、および Extended Lifecycle Support アドオンのサポート対象に該当する Red Hat Enterprise Linux のバージョンは、Satellite のバージョンリリース時にサポートされます。"Extended Life Cycle Support Long-Life アドオン" でサポートされている Red Hat Enterprise Linux のバージョンはサポートされません。
また、個々のサポートライフサイクルを超えて拡張したクライアントシステムはサポートされません。サポートされるクライアントシステムの詳細については、Red Hat Satellite Server Reference Manual および Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル のガイダンスページを参照してください。
終了製品
Red Hat Satellite Historical Product Life Cycle Information