Red Hat Software Collections の製品ライフサイクル

概要

Red Hat Software Collections (RHSCL) の目的は、Red Hat Enterprise Linux をお使いになるお客様が安心して本番環境にデプロイできる最新のアプリケーションを作成できるようにするため、安定した最新バージョンの動的言語とオープンソースデータベースを提供することです。コレクションは頻繁に更新されることが予想され、Red Hat Enterprise Linux よりもライフサイクルとサポート期間が短くなります。

Software Collections を利用できるのは、Red Hat Enterprise Linux 7 および以前のサポート対象リリースです。Red Hat Enterprise Linux 8 以降、従来 Software Collections を介して使用されていたコンテンツは、Application Streams の一部になりました。このリリースに関する詳細は、Application Streams ライフサイクルのドキュメントを参照してください。

リリースおよびサポート

Red Hat は、Software Collections をコレクションのライフサイクル期間中サポートします。このサポート期間後は、お客様が後続のリリースにアップグレードするか、公式の Red Hat サポートなしのセルフサポートで継続することが推奨されます。

Software Collections のリリースライフサイクル

サポートは、各コレクションの最新リリースに提供されます。該当する Red Hat Enterprise Linux バージョンにインストールした場合、各コレクションのサポート情報については、以下のリンクを参照してください。

対象範囲

少なくとも、影響度が「重大」および「重要」のセキュリティー Errata Advisory (RHSA) と優先度が「緊急」のバグ修正 Errata Advisory (RHBA) が利用可能になるとリリースされます。影響度の低いセキュリティー Advisory については、次のポイントリリースで提供される場合があります。すべての Errata は Red Hat の判断で提供されます。

次の表は、ライフサイクル中に行われるソフトウェアメンテナンスの種類についての詳細を示しています。

説明 サポート
インシデント数に制限のないテクニカルサポート1 Yes
セキュリティー Errata Advisory (RHSA) 2、4 の随時リリース Yes
バグ修正 Errata Advisory (RHBA) 3、4 の随時リリース Yes
ソフトウェアの機能拡張 Yes
  1. サポートサービスの詳細は、サブスクリプション契約の一部として提供されています。
  2. 問題の影響度については、 問題の影響度の分類ページ を参照してください。
  3. Red Hat は、バグ修正 Errata を作成する一方で、お客様のビジネスに大きく影響する深刻な問題に対処するための一時的な措置として Hotfix を提供する場合があります。
  4. Errata はすべて Red Hat の判断で提供されます。