Red Hat OpenShift AI Self-Managed ライフサイクル
目次
概要
Red Hat は、Red Hat OpenShift AI (RHOAI) Self-Managed の製品ライフサイクルを公開しています。これにより、お客様およびパートナー様は、プラットフォーム上で実行されるインフラストラクチャーとアプリケーションの計画、デプロイ、サポートを効果的に行えます。Red Hat は、可能な限りの透明性を実現するためにこのライフサイクルを公開していますが、問題が発生した場合はこれらのポリシーに例外を設ける場合もあります。 お客様には、Red Hat OpenShift AI (RHOAI) をサポートされている最新バージョンへ速やかにアップグレードすることを推奨します。バグ修正と機能は、製品の最新バージョン (フルサポートフェーズ) を対象としています。運用フェーズの詳細は、以下を参照してください。
Red Hat OpenShift AI Self-Managed は、Red Hat OpenShift の Operator として利用可能であり、リリーススケジュールは、他の Red Hat 製品やサービスに依存しません。
Red Hat OpenShift ライフサイクル は、Red Hat OpenShift でサポートされているバージョンに関する情報を提供します。
RHOAI でのサポート対象の構成に関する詳細は、サポートされる設定の 記事 を参照してください。
ライフサイクルフェーズ
フルサポート
フルサポート は、公開された対象範囲およびサービスレベルアグリーメントに従って提供されます。同様に、開発サポートも公開された対象範囲およびサービスレベルアグリーメントに従って提供されます。 フルサポートフェーズでは、Red Hat が Red Hat セキュリティーアドバイザリー (RHSA) および優先度が「緊急」および一部の「高」のバグ修正アドバイザリー (RHBA) が定義する CVSS スコアが 7.0 以上の「重大」「重要」および「中程度」の CVE が利用可能になり次第リリースされます。その他の利用可能な修正および評価済みのパッチはすべて、定期的な製品アップデートを通じてリリースされる場合があります。 セキュリティーおよびバグを修正するには、お客様にはお使いの Red Hat OpenShift AI 環境をサポートされている最新のマイクロ (3.x.z) バージョンにアップグレードしていただくことになります。
メンテナンスサポート
メンテナンスサポートフェーズでは、評価済みの「重大」および「重要」のセキュリティーアドバイザリー (RHSA) が利用可能になり次第リリースされます。優先度が「緊急」で、一部の優先度「高」のバグ修正アドバイザリー (RHBA) が利用可能になり次第、リリースされます。その他のバグ修正および機能強化 (RHEA) アドバイザリーは、Red Hat の判断でリリースされる場合がありますが、必ずしもリリースされるとは限りません。
延長サポート
Extended Update Support フェーズ中、Red Hat はコンポーネント固有のサポートを継続的に提供します。特定のリリースでサポートされているコンポーネントについては、サポートされる構成のページ を参照してください。
注記:2025 年 4 月以降、CVSS スコアが 7 以上の CVE は報告され、修正されます。
ライフサイクルの日付
過去のバージョンリスト
サポートが終了した、またはライフサイクル終了となった Red Hat OpenShift AI Self-Managed のバージョンは、Red Hat カスタマーポータルの製品ライフサイクルページに掲載されています。このページでは、フルサポートの終了日および Extended Update Support の終了日を含む、すべてのリリースのライフサイクル日程を掲載しています。
すべての過去のバージョンリストについては、Red Hat OpenShift AI Self-Managed - 製品ライフサイクル を参照してください。
リリースタイプ
RHOAI のリリースタイプとそれぞれのライフサイクルは、通常、次の 3 つの主要なカテゴリーに分類されます。
- 早期アクセスリリース: これらのリリースにはサポートがなく、1 カ月間、または次のリリースが利用可能になるまで使用できます。これらは新機能のテストを目的として設計されています。
- GA リリース: これらのリリースには 7 カ月間のフルサポートが含まれます。Red Hat は、早期アクセスバージョンを 2 回リリースするごとに、一般提供バージョンをリリースします。3.4.EA1 => 3.4.EA2 => 3.4GA
- Extended Update Support (EUS) リリース: これらのリリースには、7 カ月間のフルサポートと、それに続く 11 カ月間の Extended Update Support が含まれます。Red Hat は、GA バージョンを 3 回リリースするごとに、EUS リリースを発行します。
アップグレードポリシー
手動アップグレードストラテジーを選択しない限り、RHOAI Operator とインストールされたコンポーネントは、最新バージョンに自動的に更新されます。Operator を インストール して更新ストラテジーを 設定 する方法の詳細は、RHOAI ドキュメント を参照してください。お客様には、できるだけ早く利用可能な最新のマイナーバージョンを導入することを推奨します。
アップグレードストラテジーとパス
お客様には、要件に合わせてアップグレードストラテジーを選択することを推奨します。それぞれの要件は、リリースのライフサイクルや利用可能な機能の数により異なる可能性があります。このストラテジーを定義する際に、自動アプローチを選択することで、お客様は現在サポートされているバージョンの最新のセキュリティー修正とバグ修正のすべてを確実に受け取れる点を考慮することが重要です。
Red Hat OpenShift AI はメジャー (x.)、マイナー (x.y)、マイクロ (x.y.z) リリースバージョンを使用し、他の Red Hat 製品やサービスとは独立したリリーススケジュールを維持します。Red Hat は、Operator により有効になる OLM ルールに従って許可されるアップグレードパスをテストし、サポートします。お客様はそれに応じてストリーミングチャネルを自由に変更できます。
注記:Red Hat では、お客様が常にサポートされているチャネルを使用するようにアップグレードを計画することを推奨します。Red Hat OpenShift AI のサポートを受けるには、選択したチャネルで利用可能な最新バージョンを使用する必要があります。
早期アクセス (EA)
特定のバージョンが一般提供開始される前に、次期製品の機能を試用したいお客様は、早期アクセスバージョンをデプロイすることで先行利用が可能になりました。 たとえば、OpenShift AI のバージョン 3.5 が正式にリリースされる前に、Red Hat は 2 つの EA バージョンをお客様に提供します。これらには、3.5-EA1 および 3.5-EA2 というラベルが付けられます。これらは、3.5 の一般提供バージョンが利用可能になる約 1-2 カ月前にリリースされる予定です。 Red Hat は、セキュリティー更新や CVE 修正を含む EA バージョンに対するサポートを提供していない点にご注意ください。 これらのデプロイメントは、新機能への早期アクセスが必要であり、かつ本番環境でのサポートを必要としない場合にのみ推奨されます。Red Hat では、最新の EA バージョンが公開され次第すぐに受け取れるよう、自動更新戦略に設定した上で、このストリーミングチャネルを選択することを推奨しています。早期アクセスリリースについては、ベータ更新チャネルで提供されます。 重要: EA バージョンではアップグレードはサポートされていません。EA バージョンのデプロイ、または EA バージョンから GA リリースへの移行を行うには、新規インストールが必要になります。Red Hat は、GA バージョン間でのアップグレードのみをサポートしています。以下に例を示します。
- 3.4.0 (GA) -> 3.5.0 (GA)
GA/Stable および GA-x.y
3.x 以降のバージョンをご利用のお客様で、新機能の利用可能性よりも安定性を優先される場合は、ga、ga-3.x、または ga-x.y のストリーミングチャネルを選択することを推奨します。番号なしの GA チャネルで自動更新ストラテジーを選択すると、最新の GA マイナーバージョンがリリースされるとすぐに、デプロイメントがアップグレードされます。こちらを選択すると、新しい GA リリースが利用可能になるとすぐに手動で更新する手間が減り、最新の GA 機能をご利用いただけます。または、番号付き GA チャネルを選択すると、お客様はご利用中のデプロイメントで 4 カ月間のフルサポートを受けつつ、次の GA リリースへのアップグレードを計画および実行できます。Red Hat では、常時 2 つから 3 つの GA リリースをサポート対象としている点にご注意ください。これらのタイプのデプロイメントは、ほとんどのステージおよび実稼働環境に推奨されます。 ga および ga-x.y 更新チャネルでは、Red Hat は、直近の以前のマイナー GA バージョンから最新のマイナー GA バージョンへのシングルステップアップグレードをサポートしています。たとえば、ユーザーは OpenShift AI 3.4.0 (ga) から以下のようにアップグレードできます。
- 3.4.0 (GA) -> 3.4.1 (GA)
- 3.4.1 (GA) -> 3.5.0 (GA)
- 3.5.0 (GA) -> 3.5.1 (GA)
eus-x.y
安定性を優先するお客様のために、eus-x.y ストリーミングチャネルでは、次の Extended Update Support (EUS) リリースへのアップグレードを計画するための期間を最大 9 カ月設けています。これらのチャネルは、7 カ月のアップグレードサイクルを超える延長サポートを必要とするエンタープライズ環境に適しています。Red Hat は、連続するマイナーバージョンの EUS 間でのシングルステップアップグレードをサポートしています。この二重のアプローチにより、安定性と新しいリリースへのアクセスの両方に対応したシームレスな移行が可能になります。
Red Hat は、Operator により有効になる OLM ルール で許可されているアップグレードパスをテストし、サポートします。お客様はそれに応じてストリーミングチャネルを自由に変更できます。
2.x から 3.x への移行
OpenShift AI 3.0 リリースでは、テクノロジーとコンポーネントに大幅な変更が加えられているため、2.25 からの直接アップグレードは技術的に複雑になります。OpenShift AI 2.25 は安定した EUS リリースであり、定義されたライフサイクルに従って長期サポートが継続されます。
OpenShift AI 2.25.4 から 3.3 (最新版) にアップグレードできます。Red Hat OpenShift AI の各バージョンをアップグレードまたは移行する際は、以下のガイダンスに従ってください。
- 新規インストール:Red Hat OpenShift AI 3.3 を新規インストールするには、OpenShift Container Platform 4.19 (最新の z-stream リリース) 以降を実行しているクラスターに Red Hat OpenShift AI をインストールし、stable-3.x チャネルを選択します。
- 3.2 からのアップグレード:OpenShift AI 3.2 から 3.3 へのアップグレードは完全にサポートされています。注記:OpenShift AI 3.3 は fast チャネルにおける最後のリリースです。アップグレード後は fast から stable-3.x に切り替えることが推奨されます。
- 2.x からの移行:OpenShift AI 3.3 (最新版) は、OpenShift AI 2.25.4 (以降) からの移行をサポートしている初の 3.x リリースです。移行計画の立て方については、Assess and plan for migration from OpenShift AI 2.25.4 (and later) to 3.3 (latest) を参照してください。
詳細は、ナレッジベース記事 Upgrade from OpenShift AI 2.25.4 (and later) to OpenShift AI 3.3 (latest) を参照してください。