Red Hat OpenStack Platform のライフサイクル
目次
概要
Red Hat OpenStack Platform は、Red Hat Enterprise Linux 上に構築されるプラットフォームのセキュリティー、安定性およびエンタープライズ対応を実現すると共に、OpenStack コミュニティープロジェクトによるイノベーションを提供します。
詳細情報
Red Hat OpenStack Platform のソフトウェア更新は、エラータアドバイザリーと呼ばれる個別の更新として提供されます。これらのアドバイザリーは、Red Hat カスタマーポータル または他の認定ポータルから提供されます。エラータアドバイザリーは、必要に応じて個別にリリースされるか、またはマイナーリリースとしてまとめて提供されます。エラータアドバイザリーには、セキュリティー修正 (Red Hat Security Advisory: RHSA)、バグ修正 (Red Hat Bug Fix Advisory: RHBA)、または機能強化 (Red Hat Enhancement Advisory: RHEA) があります。すべてのエラータアドバイザリーは、該当するアクティブな Red Hat OpenStack Platform メジャーリリースに対して、テストおよび評価されています。
サブスクリプションを契約しているお客様は、Red Hat OpenStack Platform のライフサイクル期間中、リリースされたすべてのエラータアドバイザリーにアクセスできます。Red Hat OpenStack Platform の各メジャーリリースでは、すべてのエラータアドバイザリー (マイナーリリースの一部としてリリースされたものを含む) が Red Hat OpenStack Platform の最新リリースとパッチセットに累積的に適用されます。
メジャーリリースのライフサイクル期間中、Red Hat は商業的に妥当な範囲内で、すべてのマイナーリリースとエラータアドバイザリーにおけるコアランタイム環境のバイナリー互換性の維持に努めています。ただし、必要に応じて、重大な影響を及ぼすセキュリティー問題や、その他の重要な問題に対処するために、Red Hat はこの互換性維持の原則を遵守できない場合があります。
注記:Extended Life Support フェーズで除外される Red Hat OpenStack Platform のコンポーネントはありません。
以下の表は、Red Hat OpenStack Platform の各ライフサイクルフェーズで実行されるサブスクリプションサービスの詳細を示しています。これには、サポートおよびソフトウェアのメンテナンスが含まれます。
| 説明 | フルサポート | メンテナンスサポート | Extended Life Support |
|---|---|---|---|
| Red Hat カスタマーポータル から以前にリリースされたコンテンツへのアクセス | はい | はい | はい |
| Red Hat カスタマーポータル を利用したセルフサポート | はい | はい | はい |
| テクニカルサポート 1 | 無制限 | 無制限 | はい4 |
| セキュリティーアドバイザリー (RHSA) | はい | はい | はい |
| バグ修正アドバザリー (RHBA) 2 | はい | はい | 選択 |
| 新機能のバックポート (可能性) 3 | はい | いいえ | いいえ |
| 新規パートナーの追加 | はい | いいえ | いいえ |
| 新規の認定 | はい5 | はい5 | いいえ |
1. テクニカルサポートは、Red Hat OpenStack Platform または Red Hat Cloud Infrastructure のサブスクリプション契約に含まれているサービスレベルによって異なります。
2. Red Hat は、バグ修正アドバイザリー (RHBA) を作成する一方で、お客様のビジネスに大きく影響する深刻な問題に対処するための一時的な措置として Hotfix を提供する場合があります。
3. 各機能のバックポートでは、コミットする前に Red Hat Product Management および Engineering からのレビューが必要になります。
4. Extended Life Support サービスのサブスクリプションは、既存のインフラストラクチャーに対してのみ有効であり、製品の新規の実稼働インストールは対象外となります。FFU テストでは、新規の非実稼働環境でのデプロイメントが許可されます。
5. フルサポートの終了時、または Red Hat OpenStack Platform の最新メジャーリリースから 90 日後のいずれか遅い方で、Red Hat は以前のリリースに対する認定要求の処理を停止します。これ以降に行われる認定要求は、Red Hat OpenStack Platform の最新バージョンに合わせて行う必要があります。
フルサポート:
実稼働フェーズでは、「重大」および「重要」と評価されたセキュリティーアドバイザリー (RHSA) および CVSS スコアが 7.0 以上の「中程度」の CVE がセキュリティー更新に影響を与え、優先度が「緊急」と一部の「高」のバグ修正アドバイザリー (RHBA) が利用可能になり次第リリースされます。その他のエラータアドバイザリーは、必要に応じて提供されます。
一部のソフトウェア機能拡張は、(利用可能な場合) Red Hat の判断により提供されます。
メンテナンスリリースには、評価済みの利用可能なエラータアドバイザリー (RHSA、RHBA、および RHEA) も含まれます。メンテナンスリリースは累積的なものであり、以前にリリースされた更新内容も含まれます。このフェーズでのマイナーリリースでは、優先度が「中」以上の不具合の修正に重点が置かれます。
さらに、以下はフルサポート時にのみ適用されます。
- お客様およびパートナー様は、このフェーズの終了までにアップストリームで導入された新機能の選択的なバックポートをリクエストできます。その後に Red Hat Product Management および Engineering チームによる検討が行われます。
- インストーラーのコンポーネントはこのフェーズの終了までに更新される可能性があります。
- このフェーズの終了までに、該当バージョンで認定される新規プラグインがパートナー様によって導入される可能性があります。
- 新機能および強化された機能に関するドキュメントは、対応するソフトウェア機能とともにリリースされます。一部の重大な/優先度の高いドキュメントのバグ修正は、Red Hat の裁量により、メンテナンスリリース間でリリースされる場合があります。
メンテナンスサポート:
以下を除き、フルサポートと同じです。
- バックポートによる新機能の導入
- 追加のパートナープラグインの導入
- FFU 以外の機能に関するドキュメント
Extended Lifecycle Support (ELS):
以下の変更を除き、メンテナンスサポートと同じです。
- 一部のバグ修正アドバイザリー (RHBA) のみ。
- 「重大」および「重要」と評価されたセキュリティーアドバイザリー (RHSA) および CVSS スコアが 7.0 以上の「中程度」の CVE がセキュリティー更新のみに影響を与えます。
- 既存環境のみに有効。ハードウェア上の製品の新規の実稼働インストールや、製品の該当バージョンで認定されていないテクノロジーとの組み合わせ、またはその基礎となる RHEL コンポーネントには、メンテナンスサポートの終了時のようには適用できません。
- FFU テストでは、新規の非実稼働環境でのデプロイメントが許可されます。
- Red Hat のサポートを受けるには、有効な ELS サブスクリプションが必要。
- 一部の重大な/優先度の高いドキュメントのバグ修正は、FFU 関連の機能と CVE に対してのみ提供されます。リリースノートは更新されません。以前にリリースされたドキュメントと Red Hat ナレッジベースは、引き続き Red Hat カスタマーポータルからアクセスできます。
Red Hat OpenStack Platform Extended Lifecycle Support (ELS) の詳細は、Frequently Asked Questions (FAQ) のドキュメントを参照してください。
Extended Lifecycle Support (ELS 2):
Red Hat は、ELS Term 2 と呼ばれる 12 カ月間の追加の Extended Life Support を提供します。これは、ELS リリースの Extended Lifecycle Support フェーズの終了時に開始されます。
Additional ELS Term 2 フェーズを通じてのサポートは、Red Hat OpenStack のお客様が利用できるオプションのアドオンサブスクリプションになります。Additional ELS Term 2 では、Red Hat は以下を提供します。
- 一部のバグ修正アドバイザリー (RHBA) のみ。
- 「重大」および「重要」と評価されたセキュリティーアドバイザリー (RHSA) および CVSS スコアが 7.0 以上の「中程度」の CVE がセキュリティー更新のみに影響を与えます。
- 既存環境のみに有効。ハードウェア上の製品の新規の実稼働インストールや、製品の該当バージョンで認定されていないテクノロジーとの組み合わせ、またはその基礎となる RHEL コンポーネントには、メンテナンスサポートの終了時のようには適用できません。
- FFU テストでは、新規の非実稼働環境でのデプロイメントが許可されます。
- Red Hat のサポートを受けるには、有効な ELS 2 サブスクリプションが必要。
- 一部の重大な/優先度の高いドキュメントのバグ修正は、FFU 関連の機能と CVE に対してのみ提供されます。リリースノートは更新されません。以前にリリースされたドキュメントと Red Hat ナレッジベースは、引き続き Red Hat カスタマーポータルからアクセスできます。
- RHOSP 16.2: Red Hat OpenStack Director Operator は 2027 年 4 月 30 日をもって非推奨となる予定です。この日付以降は、サポート対象バージョンへの移行に関するサポートを除き、サポートは提供されません。移行の計画については、Red Hat の担当者または認定パートナーにお問い合わせください。詳細な通知は 製品のランディングページ に掲載されています。
- RHOSP 17.1: Red Hat OpenStack Director Operator は 2027 年 9 月 22 日をもって非推奨となる予定です。この日付以降は、サポート対象バージョンへの移行や導入に関するサポートを除き、サポートは提供されません。移行計画または導入の計画については、Red Hat の担当者または認定パートナーにお問い合わせください。詳細な通知は 製品のランディングページ に掲載されています。
Red Hat OpenStack Platform Extended Lifecycle Support (ELS) の詳細は、Frequently Asked Questions (FAQ) のドキュメントを参照してください。
Extended Lifecycle Support (ELS 3):
Red Hat は、ELS Term 3 と呼ばれる 12 カ月間の追加の Extended Life Support を提供します。これは、ELS Term 2 の Extended Lifecycle Support フェーズの終了時に開始されます。
Additional ELS Term 3 フェーズを通じてのサポートは、Red Hat OpenStack のお客様が利用できるオプションのアドオンサブスクリプションになります。Additional ELS Term 3 では、Red Hat は以下を提供します。
- 一部のバグ修正アドバイザリー (RHBA) のみ。
- 「重大」および「重要」と評価されたセキュリティーアドバイザリー (RHSA) および CVSS スコアが 7.0 以上の「中程度」の CVE がセキュリティー更新のみに影響を与えます。
- 既存環境のみに有効。ハードウェア上の製品の新規の実稼働インストールや、製品の該当バージョンで認定されていないテクノロジーとの組み合わせ、またはその基礎となる RHEL コンポーネントには、メンテナンスサポートの終了時のようには適用できません。
- FFU テストでは、新規の非実稼働環境でのデプロイメントが許可されます。
- Red Hat のサポートを受けるには、有効な ELS 3 サブスクリプションが必要。
- 一部の重大な/優先度の高いドキュメントのバグ修正は、FFU 関連の機能と CVE に対してのみ提供されます。以前にリリースされたドキュメントと Red Hat ナレッジベースは、引き続き Red Hat カスタマーポータルからアクセスできます。
- RHOSP 16.2: Red Hat OpenStack Director Operator は 2027 年 4 月 30 日をもって非推奨となる予定です。この日付以降は、サポート対象バージョンへの移行に関するサポートを除き、サポートは提供されません。移行の計画については、Red Hat の担当者または認定パートナーにお問い合わせください。詳細な通知は 製品のランディングページ に掲載されています。
- RHOSP 17.1: Red Hat OpenStack Director Operator は 2027 年 9 月 22 日をもって非推奨となる予定です。この日付以降は、サポート対象バージョンへの移行や導入に関するサポートを除き、サポートは提供されません。移行計画または導入の計画については、Red Hat の担当者または認定パートナーにお問い合わせください。詳細な通知は 製品のランディングページ に掲載されています。
Red Hat OpenStack Platform Extended Lifecycle Support (ELS) の詳細は、Frequently Asked Questions (FAQ) のドキュメントを参照してください。
Red Hat OpenStack Platform Director
弊社の正式なデプロイメントおよび管理ツールは Red Hat OpenStack Platform リリースの一部であるため、コア製品と同じサポート条件が適用されます。
Red Hat OpenStack Platform Director に関する詳細は、Red Hat OpenStack Platform Director のライフサイクル のサポートポリシーページを参照してください。
Red Hat OpenStack Platform のアップグレードポリシー
インプレースアップグレードと並列移行のオプションもあります。
Red Hat は、メジャーバージョンのインプレースアップグレードの アップグレードフレームワーク を提供します。
Red Hat のエンジニアは、最小限の追加ハードウェア (現時点では 1 つのアンダークラウドノード、3 つのコントローラーノード、2 つのコンピュートノードを想定) を使用した並行移行向けに os-migrate オープンソースツールを共同で制作しています。並行移行に利用できる多くのオプションを考慮して、Red Hat は、このサポートをコンサルティングサービスの一環として提供しています。クラウドワークロードの移行には、一定の停止期間が必要になることに注意してください。
ライフサイクルの日付
Red Hat OpenStack Services on OpenShift
Red Hat OpenStack Platform
Red Hat Enterprise Linux バージョンのサポート
各 Red Hat OpenStack Platform (16.2, 17.1) バージョンがサポートするのは、Red Hat Enterprise Linux のメジャーリリースバージョン/マイナーリリースバージョン 1 つ (非同期更新リリースを含む) のみとなっています。したがって、既存のバージョンを継続して使用する際に、新規のバグ修正およびセキュリティーエラータを使用できるように、Red Hat Enterprise Linux マイナーリリースの最新バージョンに更新する必要があります。
Red Hat OpenStack Services on OpenShift のサポートマトリックス
RHOSO コントロールプレーンのサポートは、OpenShift の以下のバージョンでサポートされますが、OpenShift Extended Update Support を含む 2 年までに限定され、Term 2 はサポートされません。Red Hat OpenShift Container Platform ライフサイクルポリシーのページ を参照してください。
RHEL Dataplane は RHEL 上でサポートされています。
新規のデプロイメントは、以下の表に示す最新バージョンの OpenShift でのみサポートされます。
| RHOSO データプレーン | OCP コントロールプレーンバージョン | RHEL のバージョン |
|---|---|---|
| 18.0 GA | 4.16 | 9.4 |
| 18.0.3 FR1 | 4.16 | 9.4 |
| 18.0.6 FR2 | 4.16, 4.18 | 9.4 |
| 18.0.10 FR3 | 4.16, 4.18 | 9.4 |
| 18.0.14 FR4 | 4.16, 4.18 | 9.4 |
| 18.0.17 FR5 | 4.16, 4.18 | 9.4, 9.6 |
Red Hat OpenStack Platform のサポートポリシー
詳細は、Red Hat OpenStack Platform のサポートポリシー を参照してください。
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