17.3. Data Grid CLI の接続

コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用して Data Grid クラスターに接続し、管理操作を実行します。

前提条件

  • OpenShift で Data Grid クラスターに接続できるように CLI ディストリビューションをダウンロードしている。

Data Grid CLI は、サーバーディストリビューションで、またはネイティブ実行可能ファイルとして使用できます。

サーバーディストリビューションの一部として CLI をダウンロードおよびインストールする方法の詳細は、Getting Started with Data Grid Serverの手順に従います。ネイティブ CLI の場合は、ZIP ダウンロードに含まれる README ファイルのインストール手順に従う必要があります。

注記

Data Grid ノードへのリモートシェルを開き、CLI にアクセスすることができます。

$ oc rsh example-infinispan-0

ただし、この方法で CLI を使用すると、コンテナーに割り当てられたメモリーが使用されます。これにより、メモリー不足の例外が発生する可能性があります。

手順

  1. Data Grid クラスターへの CLI コネクションを作成します。

    サーバーのディストリビューションの使用

    $ bin/cli.sh -c https://$SERVICE_HOSTNAME:$PORT --trustall

    ネイティブ CLI の使用

    $ ./redhat-datagrid-cli -c https://$SERVICE_HOSTNAME:$PORT --trustall

    $SERVICE_HOSTNAME:$PORT を、ネットワーク上で Data Grid を使用できるホスト名とポートに置き換えます。

  2. プロンプトが表示されたら、Data Grid の認証情報を入力します。
  3. 必要に応じて CLI 操作を実行します。以下に例を示します。

    1. ls コマンドを使用して、クラスターに設定されたキャッシュを一覧表示します。

      [//containers/default]> ls caches
      mycache
    2. describe コマンドでキャッシュ設定を表示します。

      [//containers/default]> describe caches/mycache